ハガキを書く[雑記]
(2006-11-23 00:00:00) by okamori


直筆でハガキなんぞを書こうと思ったわけです。
やむなく断らざるを得なかった仕事の詫び状ですね。決して普段、忙しいわけでもないのですが、仕事と言うのはこれでもかー!ってくらい狙ったように重なって来ます。もう・・・ほんとに勘弁してください・・・。
と言うわけで、もうそこそこ大人な私は
「きちんとしておかねば!」
と思ったわけです。

思ったのはいいのですが、取りかかってみると、ものすっごく大変な一大事業だと言うことに気づきました。ここ何年、走り書きのメモ以外に直筆で書いた事なぞ全くありませんからね。それをいきなり、エライ人に読んでいただく文章を書くって・・・。
「むー、さてどうする・・・」
となったわけです。

まずは筆記具です。鉛筆はもとよりボールペンでも失礼に当たると聞いた事があります。こう言う所はこだわっちゃうんです。
と言うと、万年筆ですね。持ってます!大学の入学祝いにもらいました。それを探すこと小一時間。
やっと発見!しかし・・・当然、インクは無いわけです。
文房具屋へと向かいました。あとハガキも買わなければなりません。この辺は計算高かった私です。官製ハガキは避けました。絶対にいっぱい書き損じるに決まってます。ちゃんと縦線の入った、後から切手を貼るタイプのを購入して、帰宅しました。

さて、肝心な内容です。虚空を見つめること小一時間。
本屋へと向かいました。「手紙の書き方」ちゃんとコーナーまであるんですね。けっこうの冊数です。
中でもですね、「誰にも聞けない手紙の書き方 詫び状編」みたいなタイトルのはなかなか愉快でした。借金返済の遅延に始まり、浮気がバレた時の詫び状、不倫がバレた時の詫び状、けっこう読んでみるとディープな内容です。「一生を掛けて償います・・・」みたいなですね。
で、ちゃんと目的の本も見つけました。
061123-howto.jpg
画像を載せるほどでもないですが、やっぱり1枚くらいは載せておかないとです。
タイトルがいいです!
「ボクのハートをワシ掴み!!」
って感じです。
ほんとうに本屋にいるとあっという間に時間が流れます。そんなこんなで小二時間。
この本を大事に抱えて、帰宅しました。

でもですね、やっぱりそっくり写して使えるような文例は無かったです・・・。
とりあえず、書き出しは「前略」。締めは「早々」。中身は自分の気持ちをしっかり伝える!これだけはわかりました。まあ、ヨシとしましょう。
そして、書き始めたのですが、このブログを書いてる時に付いたクセでしょうか、ダラダラ文章が長くなるのです。ハガキなんぞ書いて8行です。なのにどうしても文章が短くまとまらない・・・。
とりあえず完成した文章を試しにハガキに書いてみました・・・なんと4枚半!
これを1/4以下に削るのに小一時間。関係無いですが、そのまま変換すると「小市時間」と出るのが愉快です。
文章が完成しました!

やっと清書です。これは覚悟しました。書き損じはあるでしょうし、最初から納得したものが書けるわけがありません。字がいきなり上手くはならないでしょうが、それなりのものを書きたいのです。
清書一枚目の感じはですね・・・これ・・・あれですね・・・棟方志功?わかります?版画のね・・・。
でもですね、何枚か書いてるうちに字の大きさは整って来るみたいです。一応は、
「ま、これでいいっか!」
みたいな所までは到達しました。あくまで自己満足です。
完成品を改めて見ると・・・これは・・・あれですね・・・古代バビロニアのくさび形文字?わかります?歴史の教科書に載ってましたよね?きっと私の前世は古代バビロニア人だったのかもしれません。「ハンムラビ法典」とか書いてたのかもしれません。目には目を!歯には歯を!・・・歯には歯をって何でしょうね・・・?

あとは宛名と差出人です。もう・・・ちょっと疲れたので、ここからはパソコンに任せることにしました。宛名でしくっじたら、
「今までの苦労は何だったのか・・・」
って事になります。特に私は相模原市と言う所に住んでるのですが、この相模原の「模」が大嫌いです。絶対に右下の大が変なことになります。
まあ、ここからは直筆でなくても誠意は汲んでもらえるでしょう。

そして、くさび形文字が並んだハガキをプリンターへ・・・

はい!そうです!上下が逆さまでした!!

また明日がんばります。



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