先だってのだらぁ〜ずのライブが祭の後って感じで、今頃、みなさんは日常に戻って仕事で忙しくされている事と思います。
私と言えば撮影が一区切りで、ちょっとヒマになってしまったわけです。
まあ、だからと言って豆など蒔いてないわけですが・・・。
突然ですが、グリム童話の「小人の靴屋さん」って話しがあります。どこかで一回は聞いた事があるお話かと思います。
ざっと話しますと・・・
昔昔あるところに、靴屋のおじいさんがおりました。
グリム童話ですからドイツのお話なんですね。ドイツの靴職人・・・頑固な人に間違いないと思います。作ってる靴も頑丈そのもの!って感じなんでしょうね。
で、このおじいさん、働けど働けど我が暮らし楽にならず、じっと手を見ていたわけです。
なんか・・・わかります。こう・・・金儲けのセンスとかが無かったんでしょうね。作ってる靴は素晴らしいんですよ。手間とか材料とか惜しんでないんです。採算度返しで作ってるんです、きっと。
そんな理由で、とうとうおじいさんには靴一足分を作る革しか無くなってしまいました。おじいさんは明日これで最後の靴を作ろうとその革の裁断を済ませ、神様にお祈りをして眠りました。
そして翌朝、作業台を見ると、なんと言うことでしょう・・・そこにはりっぱに仕上がった靴が置いてありました。その靴はいつも倍の値段が付いてあっと言う間に売れてしまいました。
この靴がいつもよりどうりっぱだったかと言うのが謎なんですけどね・・・。多分、ちょっとイッターリアンな感じだったのかもしれませんね。ちょい悪オヤジ御用達みたいなですね。
おじいさんはそのお金で靴2足分の革を手に入れることができました。そして裁断だけ済ませて、次の朝目覚めると、2足のりっぱな靴ができあがっておりました。
そして、次の日も次の日も・・・。
こうして、おじいさんの暮らしは楽になり、そこそこ幸せになったのですが、いったい誰が靴を作っているのか不思議でたまりません。おじいさんはある晩、寝ずに見張っておりました。すると、小人が何人も現れて、一生懸命靴を縫っていたのです。
ま、こんなお話です。
「真面目に働いていれば、その内にいいこともあるよ!」
ぐらいの意味なんでしょう。
しかし、なかなか小人は現れないみたいです。
えー・・・、Mさんなんかが脚本に苦しんで目の下にクマを作って稽古場に現れた時なんかに
「小人さん・・・なかなかけぇへんのぅ・・・」
などと言う会話によくなるわけです。
Mさんが眠った後に小人さんが現れて、Mさんが朝目覚めると、そこにはほんとに目の醒めるような素晴らしい脚本が仕上がってる、なんて事はまだ無いわけです。
あ・・・横内は早いです。あまり苦しんでる姿を見た事がありません。日記には「書かなきゃ」みたいな事を書いていますがね・・・もしかしたら、小人さんを飼っているのかもしれません。
節分ですしね、仕事で苦しんでるみなさんの元に小人さんが現れるといいなと思います。
先だってのだらぁ〜ずのライブに忙しくて来られなかったウクレレの方にも、疲れてパタっと机に突っ伏して寝てしまった後に小人さんがやって来てはくれないかと。で、翌朝目覚めたら、そこにはりっぱに仕上がった2,3ヶ月くらい先の分まで原稿が・・・、なんて事があったらいいなと思うわけです。
節分ですしね・・・みなさんに幸せを。
メリー節分!
そう言えば、最近、グリム童話ってちょっと話題になってるじゃないですか?ほんとはすごく怖い話しだとかですね。
で、ちょっと気になって本屋でグリム童話の初版本ってやつを読んでみたんです。
このお話、変な続きがあるんです。別に怖くはないです。
その話しだと、おじいさんだけではなく老夫婦となっております。
老夫婦が夜、寝ずに見張っていると、二人の素っ裸の小人が現れて、ものすごい速さで靴を縫い上げています。老夫婦は何か恩返しをしなくてはと、おばあさんは小人用のりっぱな服をおじいさんは小さな靴を作り、置いておくことにしました。
その晩も老夫婦は寝ずに見張っていると、現れた小人はその服と靴をそれはそれは嬉しそうに身に着け、跳んだり跳ねたりしていました。そして、小人たちはそのまま店から出て行き、二度と戻って来る事はありませんでした。
こんな感じの話です。
これ・・・何の教訓なんでしょうか?
今回・・・今回に限らずですが、すっごいダラダラ書いてます。
ま、いっか・・・って感じです。すみません。