2009年10月29日

生原稿だ!

余裕の無い毎日です。
もう、後、一週間ちょいですねぇ。

今、私は「副都心線」って奴で稽古場まで通っておるわけです。
091029-station.jpg
実は利用するのは初めてなのですよ。存在は知ってましたけどね。ま、私にとっては未知の路線だったわけです。
とにかく、東京の地下鉄のややこしさと言ったらもう・・・ほんとにものすごいですからね。多分、世界一でしょ。
それを迷宮と化している新宿駅で乗り換えるわけですから・・・
この副都心線ってのはほんとに曲者で、新宿駅をなんとな?くビミョーに通っているんですよね。正確には通っていないのですよ。副都心線には新宿って駅は無いですからね。
「新宿三丁目」って駅になるのです。
ただ、この副都心線の三丁目の駅はかなり本家の新宿に近い所にあるのですね。ですので、わざわざ新宿から別の路線に乗って、三丁目で乗り換えてってことなどせずに、新宿から歩いちゃった方が早いみたいなのです。
ここで問題になるのが、いったいどこの迷宮新宿駅の出口(いくつあるのか見当も付きません)を出て、どこの三丁目の駅を入口を入れば一番最短なのか? ってことなんですが・・・
ま、一応「これかな・・・」ってのは見つけたのが・・・ どうでしょう・・・ 他にもあるかもしれません。
とにかく、今は「新宿三丁目」までが私にとっての「新宿」になってしまいました。
この迷宮・・・どこまで膨らんでいくのでしょうか・・・


ってな事はさておきまして、
昨日は久々の通し稽古、衣装合わせなどをしまして、終了後、稽古場で軽い飲み会となりました。
091029-all.jpg
「お疲れさま、稽古もあとわずか、がんばりましょう!」
ってことですね。
いやいや・・・ほんとにいい感じでした。

で、こちらを向いてるお二人ですが、今回は数少ない男優陣の仲間です。
左側が・・・
携帯の方のために、大きめなのも。
091029-2nin.jpg
右側が川本裕之さん。
素晴らしい俳優でもあり、そして、デザイナーさんでもあります。
WEBとかお芝居のチラシなんかもデザインしていらっしゃいます。
ちょっと稽古場でイラストなんかを描いているのを見たのですが、やっぱり違いますねぇ・・・
プロですぜ!
もう・・・ いろんな才能のある方って・・・ ほんとうに羨ましいです・・・
川本さんの万歳三唱するシーンが・・・いいんですよねぇ・・・

左側は竹岡真悟さんですね。
いや、この方ですね、すっごい経験をお持ちなんですよ!!
この話しを聞いた時、私はここ数年では一番びっくらこきましたね! 大げさじゃなくひっくり返りました。
本人からは
「書いていいですよ。もう、だいぶ前の事ですし」
と了解は得ているのですが・・・ どうでしょう・・・ ちょっと・・・ アレですので、やっぱり控えさせていただきますね。すみません。
しかし、ほんとにいるもんなんですねぇ・・・ しかも、こんな近くにいたとは・・・
いやいや、これこそは心から羨ましい限りです!
松屋のカレーの美味しさを語り合える仲間でもあります。
そして、麻理さんがベタ惚れしてるご主人の役なのですが、二人のシーンがまたいいのです・・・


ここで、ちょっと訂正がございます。
以前、『七本の色鉛筆』の初演の貴重な資料としてのアルバムの事を書きました。写真も載せました。この時、
「文学座の佐藤麻衣子さんが持って来てくれました!」
と書いてしまったのですが、これは私の勘違いだったのです。
すみませんでした。
実はこの方が私たちのために貸してしてくださったのです。
091029-asako.jpg
右側の方は演出家の西沢さんですね。
ほんとに・・・ 頼りになります。私ごときにも気を遣ってくれますしねぇ・・・ 
迷惑かけないようにがんばろうっと・・・にはははははは。

左側の方です。
女優の矢代朝子さんです。今回の『七本の色鉛筆』の作者矢代静一のお嬢さんでもあるわけですね!
私たちの通し稽古をわざわざ見学にいらしてくれたのです。
しかも、今回は生原稿を持参してくれました。
091029-genkou.jpg
これが、ほぼ40年前に書かれた生原稿なんですねぇ・・・
すっごい修正の跡です。書き直しに書き直しておられます。
「苦労して書かれたんだなぁ・・・」
ってのが身に染みます。
やっぱり、こういう自筆の原稿ってのはいいですよねぇ・・・。パソコンで書かれたものはこういう苦労の跡とかまではわかりませんもんねぇ。
昔は横内も自筆で書いていて、それをコピーして台本にしていた頃があったのですね。
確かに読みにくいのはあったのですが、こう・・・ 強く言ってもらいたいセリフは字が大きく太くなっていたり、悲しいセリフはちょっと線が細くなってたりしましてね、字の感じでその場の状況がなんとなくわかったりしました。
朝子さん、ほんとうにありがとうございました!
また、本番の後におしゃべりさせていただくのを楽しみにしております。


いよいよ、追い込みです!
皆さま、ぜひぜひ!!


2009年10月23日

ミミック!?

どうもでもいい話しなのですが・・・

稽古を終え、帰宅すると、トイレが新しくなっておりました。
全く聞かされてなかったのですが、トイレが新しくなっておりました。
けっこうな尿意を感じつつの帰宅だったので、
「漏れちゃう?♪ 漏れちゃうぞ?♪」
って感じで、玄関で靴をほっぱらかして、トイレのドアを開けたのですよ。
そしたら、私がトイレのドアを開けるのと同時に、なんと、便器の奴も同時に、蓋をグゥワバーッ! と開けやがったのです。
これね・・・ かなりびっくらこきました。あやうくほんとにチビリそうでした。

つい出がけまでは自分で開けてたのですよ。蓋と便座ですね。
これ・・・知らないと、ほんとにびっくりしますよ!
ただ開くだけでもびっくりするだろうに、おまけにすっごい勢いなんです。
人が入って来るのを感知して
「さあ、どうぞ?♪」
って感じで、優しくフワァ?と蓋が開くのは人の家で何回か経験したことがあります。ホテルとかレストランとかにもありますよね。あれでも初めの頃は「おお!」と思ったもんですよ。
私の家の違うのです。
「オラ! オラ! どうしたーーーーっ!!!」
って感じで、思いっっっ切り、目一杯、フルスロットルでグゥワッバーッ! と口を開けやがるのです。

さっきも行って来たのですが、やっぱりビクッとします。
ほんとに・・・ あんなに勢いよく開ける意味がわかりません・・・。
だいたい私は男なので、蓋だけ自動で開いても便座の部分は自力で持ち上げなきゃならんのですよね。
手間・・・ 変わらないって・・・
無駄にビクッとさせられてるだけだし・・・


そんなことはさておき、このチラシをご覧ください。
091023-chirashi.jpg
たまに書きますが、この「ごぶもり日記」、写真はクリックすると大きくなります。・・・すみません・・・パソコンの方、限定です。
『七本の色鉛筆』初演のチラシです。
確か1973年ですね。
私はまだ小学生ですよ・・・。
今回の出演者では生まれてすらいない方がいっぱいいます。
出演者を見てください。有名な方も多いです。もちろん、亡くなられた方もいらっしゃいます。
歴史を感じます。

実はこの時の上演写真のアルバムもあるのです。
091023-album.jpg
女優さんたちが熱心に食い入るようにご覧になっておりました。
貴重な資料ですよね。
ほんとうに失礼だとは思うのですが、けっこう思わず笑っちゃうのも多いのです。すっごく載せたいのですが、やっぱりちょっとマズイかもしれないので控えさせていただきますが、いやいや、素晴らしいアルバムです。

この貴重な写真は文学座の佐藤麻衣子ちゃんが持って来てくれました。
(すみません。勘違いでした。矢代朝子さんのご提供でした。詳しくは次ぎの記事を。でも、麻衣子ちゃんもほんとうにたくさんの文学座による初演の情報を提供してくれました。大感謝です。)
091023-mai.jpg
どうもありがとう!
ほんとに明るくてステキな女優さんです!
すぐ顔が赤くなるのが可愛くてカワイクテ・・・
今回の稽古場はほんとにステキです!


今回のお芝居は出演者の年齢がほんとうに幅広いわけですが、最年少はこいつです。
091023-baby.jpg
いつもすっげー熱心に稽古を見ています。
わかってるんだろうか・・・


明日から稽古場が広い場所に移ります。仮の装置を立て込んでの稽古です。
世の中はクライマックスシリーズとかで浮かれているみたいですが、今の私には全く眼中にありません! 稽古だけです!
・・・・・・・・・・・・・・・ウソです。ごめんなさい。

私も巨人もがんばれ!


2009年10月20日

稽古、中日。

どうでもいいことですが、今回の芝居のセリフで「一姫二太郎」って言葉が出てくるのですね。
私はこの意味を稽古に入るまで「女の子一人、男の子二人の三人兄弟」だと思っていました。
これって、こう思っていたのって私だけじゃないですよね?
けっこうこう誤解してた方って多いですよね?
私だけかな・・・


そんなことはさておき、木村奏絵ちゃんです。小学五年生。
091020-kanae.jpg
ものすっっっごくいい子なんです。
かわいいです・・・ ほんとにカワイイ!
休憩時間に一生懸命宿題に取り組んでいるところです。小数点の割り算。

・・・エライですよ・・・

すっごい稽古も真面目ですしねぇ・・・
私が小五の時なんざ、南国にいたわけですが、一年中、砂糖黍かじりながら海パン一丁でただただただボッケラ?ンと過ごしてましてからねぇ。恥ずかしいです。
負けないようにがんばります!


で、今日は『七本の色鉛筆』の宣伝のため小林さんとFM世田谷に行って参りました。
キャロットタワーの26階です。夜景がスンバラでした。
091020-2nin.jpg
フリートークだったのですが、いやぁ・・・しゃべれないものですねぇ・・・ にははははははは。
普段はどうでもいい事をベラベラベラベラしゃべるくせに・・・ ああ・・・もう・・・ヘタレな私です・・・
11月4日オンエアです。世田谷近辺でない方もネットで聞けるみたいなので、ぜひぜひ聞いてやってください。
小林さんのトークはぜひ聞いていただきたいです。すっばらしく渋くてステキです。
それと、「ごぶもり」の筆者とは思えない、お行儀の良???い私が楽しめるかと思います。にははははははは。

左の女性は今回のプロデューサー、プリエールの有本さんです。
この『七本の色鉛筆』を企てた方ですね。ただ者じゃございません。
もう・・・参加させていただいて大感謝です!
今回のチラシに写っている小さなかわいい女の子は実は有本さんのお嬢さんなのです。双子ではありません。あれは合成です。
デザインは有本さんのお兄様がなさったそうです。
アットホームなチラシなわけです。
そういうお芝居ですからね。そういう空気が伝わるとてもステキに仕上がったチラシだと思います。

稽古の半分が終了しました。
今日は久しぶりのお休みだったのです。まあ、一日丸々開いたわけじゃないのですが、ちょっとのんびりです。
さあ、一息ついて、残り半分、がんばります!


2009年10月18日

ブッッシューッ

稽古、やっております!
脳内が完全にオーバーヒートして、耳の穴からブッッシューッと蒸気が噴き出すような、そんな毎日です。
いや・・・ ほんとに吹き出している気がします・・・
だからと言って誤解しないでくださいね。決して、難解なお芝居じゃないです。コメディーですから!
でも、深いです。

麻理さんです。
091018-mari.jpg
ガシガシ書いきながらセリフと格闘しております。
やっぱり時代を背景とする細かい言い回しが大変なわけです。その辺は忠実にやっておきたいわけです。
麻理さん、多分、試験勉強の時とかこんな感じだったんだと思います。
私たちの仕事はどこかで永遠に試験勉強から開放されないような感じが・・・ あうぅぅぅぅ・・・ こんな考え方は止めます!
実は外で麻理さんと共演するのは初めてなんですね。
「外の麻理さんはどんなんだろう・・・?」
と、ちょっとドキドキしていたのですが・・・ いつもの麻理さんでした!
頼もしいです。

ピアノを練習中の宮さん。
091018-miya.jpg
これくらいバラしてもいいですね? 芝居中、弾いてくれます。
本人は
「全然弾けないんです」
と言ってはおりましたが・・・ 上手いです!
私が聞く分にはすっごく上手いです。
稽古が休みの日も近くの公民館で猛練習なさってるみたいです。エライ!
とっても話しやすい気さくで・・・ かわいい奴です! にはははははは。
毎朝5時半起床で夜9時には眠たくなるというこの業界では稀少な方でもあります。
・・・ちょっと見習いたいです。

そして、この二人。
091018-2nin.jpg
なんか・・・とてもかしこまった写真になっちゃったのが愉快です。にははははは。
右側が今回の演出の西沢さんです。
私よりかなり年下なのですが・・・ お世話になっております!
今回の稽古場をグイグイグッグッグイーッと引っ張って行ってくれます。
いやいや・・・ ほんとうに頼りになりますぜ、この人。
とにかく、稽古場が楽しいです!

左の方は・・・ ねぇ・・・ 今更、ご紹介もないと思います。映像とか舞台でご覧になった事が無い方はいらっしゃらないと思います。
もう・・・ ステキです。
稽古をしてて
「いつかあんな演技できたらなぁ・・・」
と本気で思っちゃいます。もうグッと来ちゃいます。
そして、巨人ファンでもあられます!
イチローのサインバットも持っておられます!

毎回、書くので
「また??」
と思われるかもしれませんが、この芝居、絶対にいいお芝居になると思います。
見逃す手はございません。
メールお待ちしております。
メールフォームへ

まだまだ、他にもスンバラな共演者がたくさんおります。
少し更新ペースを上げていこうかと思っております!


2009年10月14日

ガッシガッシ!

『七本の色鉛筆』ガッシガッシ稽古しております。

やっぱり作品が作品なだけにかなり大変な稽古です。稽古が終わるとみんなヘトヘトになっております。
そんな稽古終了後にちょっとみんなでです。全員ではないですけどね。
091014-all.jpg
ホッと一息です。そんな雰囲気の中で、このユニットで初めてちょっと勇気を出して取らせていただきました。にはははははは。
ほんとにですね・・・素晴らしい方たちばかりなのです。
参加させていただいたことを感謝です。

でも・・・ ちゃんと撮れてないですね・・・ 小さい方のカメラなんですよねぇ・・・
この写真はクリックして大きくして見て欲しくないです。にははははは。

やっぱり大きいの持って行こうっと!


短い更新ですみません。
まだちょっと余裕がありません。
でも、ほんとうに初日が開くのが楽しみな作品です。

請うご期待です!

ああ・・・ 台詞・・・ セリフ・・・ せりふ・・・ 記憶パンが・・・

次ぎの更新はがんばります!


2009年10月11日

サツキマスも!

『七本の色鉛筆』 ガシガシ稽古中です。

いや・・・ 今は一番ツライ時期ですね。台詞も覚えなくていけないですし、いろいろと考えることも。
更新がちょっと怠り勝ちです。すみません。

今回のユニットはですね、ほんとに私にとっては珍しくて、以前一緒に舞台をやった役者が麻理さん一人っきりなのですね。他の方は全員初めてなのです。
こんな事ってのはまずないです。
でも、急速に仲も良くなっていますので、書く事も増えてくると思います。少々お待ちください。
やっぱりあんまり知らないと、写真を撮ったりとか恥ずかしくてできませんからね。にはははははは。

それとですね、これもほんとに珍しい事なのですが、今回のユニット、なんと女性のキャストの方が圧倒的に多いのです!
これ、もっと早い時期に気付いてもいいものなんですが、私は稽古場に入って初めて気がついたんですね。
「おお・・・女性ばっかり!」
と、びっくらこいたわけですよ。
多分、って言うか絶対、キャストが女性の方が多い芝居ってのは初めてです。いたずらに、徒に(にははは)キャリヤだけは長くなってきたのですが、ほんとに初めてです。
いやぁ・・・ ね・・・ いいもんですよ! やっぱり!
ちょっと緊張しちゃいますけどね・・・ にははははははは。

で、お芝居の方は、これ、ほんとに面白くなると思います。
もし、迷われてるようでしたら、ぜひぜひ観に来てやってください。後悔はいたしません。


そして、これも宣伝せねばなるまい!
5-chirashiomote.jpg  5-chirashiura.jpg
ご案内メールも送らせていただきました。
これ、けっこう宛先不明で返って来るのがあるのですね。
メールアドレスが変更された方、「まだ届いてないぞ」という方、それと「送ってくれ!」という方、ぜひぜひご一報ください。
ここに飛んでいただければ、私にメールが届きます。
メールフォームへ
携帯の方は右のバーが見えないので貼っておきます。
もちろん『七本の色鉛筆』もこちらからどうぞ!
よろしくお願いいたします。

正直、今は『七本の色鉛筆』で精一杯で『サツキマスの物語』は私にとって遙か遠い未来のことです・・・にははははははは。
でも、請うご期待です。