2008年5月26日

止まんなよ!

今日はファン先生とムーニーの帰国の日でした。

あのですね・・・下書きではお二人がどんなに素晴らしいか、ムーニーどんだけ今回がんばったのか、ファン先生がどんだけ素晴らしい大人な女性なのか、延々とダラダラと書いたのですね。
でも、ちょっと・・・こう・・・照れますし、なんか共演者や関係者をベタベタ褒めてるのはちょっと気持ち悪かったのです。あと、どう書こうが上手く言葉になりませんし・・・。
なので気持ちを察してください!

とにかく、ムーニーはすっごいがんばってくれました。
ファン先生は時に挫けそうなナミィを陰で支えてくれました。舞台の環境が最悪だった東京公演もイヤな顔一つせず、逆に私たちを和ませてくれました。
カッコイイです!
大人です!
ああ・・・もう・・・心からカムサハムニダ!!
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今日はどうしても仕事で赤星君と横内は羽田に来られませんでした。すっごい残念がっていました。

今回の別れはナミィの時とちょっと違ってあまり辛くありませんでした。
ま、ファン先生の気遣いなんですが、別れ際に強引にソウルに遊びに来るように約束させられましたからね。
「とにかくヒマになり次第、ソウルに絶対に遊びに来なさい!」
とのことでした。
「ト マンナヨ (See you again soon)」
って事です。
ファン先生にこう言われたら仕方ありません。犬飼君も私も絶対にソウルに行きます!
その時、二人にお金があるかと言う問題がありますが・・・、ファン先生との約束です。劇団にある時払いの催促なしの借金をしてでも行って参ります!
と言うわけで、赤星君、よろしくお願いします。

そんなこんなを話している内に、搭乗時間が迫り、二人は出国ゲートへ・・・
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ああ・・・だめです・・・やっぱり・・・あうぅぅぅ・・・


さて、今回の「ごぶもり日記」の「お伽の棺」シリーズはこれでおしまいです。
写真をベタベタ貼っただけって感じは否めませんが、覗いていただいた方々に改めてお礼申し上げます。
ありがとうございました。

そして、次です次!
「阿片と拳銃」です。
漏れ伝わる情報によると漫才コンビの話になるらしいのですが、請うご期待です!


2008年5月23日

ばいばい、ナミィ・・・

急遽、今日、ナミィが帰国することになりました。

ナミィってナムヒの事ですね。正確にはナムヒなのです。でも、韓国の方が呼んでいるのを聞いていると、どうしても「ナミィ」としか聞こえないのです。
これはどうもソウル弁らしいです。ソウル弁は「H」を発音しないらしいのですね。つまり、「NAMHI」のHが取れて「NAMI」になるのです。
最後の方は私たちもみんな「ナミィ」と呼んでいました。

ほんとはもう少し日本でゆっくりして、観光でもして、帰るはずだったのですが、ナミィもかなり疲れたみたいです。
体調が・・・。
そりゃそうですよ! そうなりますって!
ナミィはソウルの有名な演劇学校の学生なのですが、初の外部出演が「お伽の棺」だったわけですよ。ロクに言葉も通じない私たちと、慣れない異国で・・・。
「そんなに気を遣うな!」
ってくらい、私たちに気を遣っていましたしね・・・。
かなりストレスもあったんだと思います。
ナミィ、えらい! よく頑張った!

最後の記念撮影です。
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今日のナミィはとても口数が少なく、ずっとニコニコしてました。
そして出国ゲートへ。
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ナミィ! すっごい楽しかったよー!
ほんとうにカムサハムニダ!!
またねー!!

うーん・・・だめです・・・。
今日はほんとにどう書けばいいのかわかりません。すみません。


2008年5月22日

お伽 in 厚木 全日程終了!

いよいよ、「お伽の棺」最終日、厚木公演です。

劇場に到着。既に舞台は完成しておりました。
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これがいつもの扉座公演のペースです。ほんとに厚木は恵まれ過ぎです。劇場も環境も素晴らし過ぎです。厚木で私たちを応援していただいてる方々には心から感謝です。
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我らが厚木のお母さん、藤原さんです。「千石屋」と言うお菓子屋さんです。いっつも食べきれないお菓子をほんとうにありがとうございます。
ファン先生と三千代さんとすっごく気が合っていました。

でも人間とは勝手なもので、こうなると韓国のスタッフたちと身振り手振りで、時にはケンカしながら、一から舞台を作り上げてた日々が今はほんとに懐かしいのも確かです。

舞台のチェック、リハーサルを淡々とこなして行きます。
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全く問題無しです。
本番前に貧乏農民二人で一服です。
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タバコがここでしか吸えません。なかなか味のある風景です。

そして、最後の本番終了。一日とは言え、満席でした。厚木の皆さま、そしてわざわざ厚木まで観に来ていただいた皆さま、ほんとうにありがとうございます。

即、バラシ。
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衣装を着替えたり、お客様に挨拶したりしている間にほとんど終わってました。ああ・・・若手諸君、ありがとうね。

で、打ち上げです!
乾杯。
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発声は犬飼君でした。
犬飼君、数ヶ月ぶりに呑みました!
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実は犬飼君、こんなにアルコールを飲まなかったのは初めてらしいのです。
「久しぶりに呑んで、すっごい不味かったらどうしよう・・・」
とかなり心配していたのですが、
「予想以上にウマイっす!!!」
とのことでした。
そしてムーニーは
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この地獄スペシャルに挑戦。
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かつて扉座では茅野のみ完食に成功した難関です。
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あっさり完食・・・さすがムーニー!
池ちゃんとナムヒ。
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この小さな巨人、池ちゃんのお陰で韓国公演を乗り切れたわけです。
横内とナムヒ。
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最後に横内のほっぺたにチュッっとするように頼んでみたのですが、断固拒否されました。
ファン先生とハビンちゃん。
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先生のお嬢さんです。ほんとにかわいいです。今回の打ち上げでの主役になってました。

こんな最終日でございました。
簡単ですみません。私は・・・まだ・・・ダルダルなのです。いくら眠っても眠たいです。
韓国の思い出など改めて。
ファン先生とナムヒとの別れも、ここではなく、やっぱり羽田と言うことになりました。
その時の様子なども。

「お伽の棺」にご来場の皆さま、応援していただいた皆さまに、改めて、お礼申しあげます。
ありがとうございました。
カムサハムニダ。


2008年5月21日

完全休養

今日は一日お休みです。
もう、ほんとうに完全休養してました。
何もせずダラダラと眠っておりました。
あ、久々に野球観戦を堪能しました。

明日、後一回で最後です。
なんか・・・これがものすごくのしかかって来ています。
「後一回」というのは公演の度に経験することなんですけどね・・・。一年に何回も経験することなんです。
でも、今回はちょっと違うみたいです。
ファン先生、そしてナムヒとの別れがかなり苦しいのです。
異国の方たちだから、二度と会えないと思っちゃうからでしょうか・・・? 確かにこれもあるでしょうが、何かもっと別にある気がします。
なんか・・・よくわからないのです。

とにかく、明日、後一回。
大切にがんばります。

明日は打ち上げ、このお二方との別れの様子など。


2008年5月20日

お伽 in 六本木 最終日

六本木、4日目、最終日です。

今日の夜公演は堂々の1時間押しでした。7時開演のはずが8時になったのですね。
どうしても静かな状況でお芝居を観ていただきたかったのです。
もちろん、時間の都合で観ることのできないお客様には代金を返金する由を伝えました。しかし、帰られたお客様はご招待の方、お一人のみ。後の方は全員、一時間待ってくれました。満席でした。
ほんとうに、ほんとうに、ほんとうに、ありがとうございました!

もうですね、謝らないのです。
ただただお礼を言わせていただくだけです!

東京公演、韓国公演よりも過酷な状況であったみたいです。
「韓国人とより日本人同士の方がコミュニケーションが取れないじゃないか!」
と思ったこともありました。
でも、最後に私たちを救ってくださったのは劇場に集まっていただいたお客様たちでした。
終演後のあの大きな拍手を私は絶対に忘れません。
劇場のおかれた状況はあまりにひどいものでしたが、私たちの「お伽の棺」はどこに出しても恥ずかしくない作品だと自負しております。
これからもよろしくお願いします。

夜公演終了後、当然、即、バラシです。
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奴隷・・・間違い! うちの若手たちが大活躍です。ほんとにありがとう。

外のオープンスペースでは明日から始まるイベントの準備で雨でずぶ濡れになってたくさんのスタッフががんばっていました。
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この人たちもただただ一生懸命なのです。イベントの成功、心よりお祈り申し上げます。大人げなくちょっと腹を立てていた自分が恥ずかしいです。

有名なビルです。タワー?
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このすぐ下で公演したのです。
雨の中にそびえ立つこのビル・・・なんかちょっと怖いです。

そうそう、昨日はこの方たちがいらしてくれました。
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BKKと言いますか、R36で作品を提供していただいた、ベリーフェイマスライターな方たちですね。
大森♂君が・・・なんか・・・メチャクチャ褒めてくれました。
そして、マキノさんは
「台風に当たったみたいなもんや。岡森君は堂々と胸張ってやり!」
と言ってくれました。
・・・救われました・・・。

あと厚木公演一回のみです。
このメンバーでの「お伽の棺」はこれで最後だと思います。
ゆっくり大事に楽しみたいと思っています。


2008年5月19日

謝罪の言葉が見つかりません。

六本木、3日目です。

隣のイベントとの兼ね合いがほんとうに難しいです。
今日は本番中にどうしようもなく大音量の雑音がかなりの時間、劇場内に流れてしまいました。
私たちは負けずにがんばりはしました。
しかし、お客様たちがどのような感想をもたれたかは・・・想像に難くありません。

終演後、お客様たちにご挨拶するために出ていくわけですが、私の口から出る言葉はやっぱり
「申し訳ありませんでした」
謝罪の言葉です。
そんな私に皆さんは
「全然、気にならなかったよ!」
「すっごく良かったよ!」
ほんとに嬉しかったです。でも、やっぱり、ほんとうに申し訳なかったです。

今日、ご覧になった皆さまに改めて、
申し訳ありませんでした。
心よりお詫び申し上げます。

すみません。今日はこれくらいで。


2008年5月18日

お伽 in 六本木 その2

六本木の2日目が終了しました。

横内のブログとかでお知り方もいると思いますが、・・・いろいろあるわけです。
隣のオープンスペースで数々のイベントが繰り広げられているのですね。その音が私たちのフリースペースまで響いて来てしまうのです。このイベントの合間を縫う形での上演となっています。
そのため、昨日、今日と開演時間が遅れる事となってしまいました。ご迷惑をおかけした皆さまに、改めて、心よりお詫び申し上げます。
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こんな感じのイベントが行われています。もちろん、この方たちが悪いとかそう言う事では無いのです。これ、なかなか素晴らしいパフォーマンスです。そういう事ではなくて、劇場ではないフリースペースを使うと言うのにかなりの困難があるわけです。しかし、私たちも新たな挑戦と言いますか・・・海外公演もそうですね、止めるわけにはいかないのです。
なにとぞ、温かい目で応援してやってくださいませ。
私たちも全力で皆さまのご期待に応えるようがんばります!
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フリースペースの客席も、少しでも見やすくなるよう日々進化させております。

ちょっとネタバレになるのですが、幕が開くと、ほぼ出演者全員で舞台上のロウソクに手に持ったロウソクで火を点けて回るのですね。
今日、夜公演の開幕直前にですね、私がそのロウソクを持ったままボーッと客席の電気が落ちるのを待っていると、首に巻いていた手ぬぐいに、例の紅茶で煮染めた晒の手ぬぐいです、ロウソクの火が移っちゃったのです。
私は実に間の抜けた声で
「あー、あー、あー、あー」
と驚いていると、犬飼君が大慌てで素手で揉み消してくれました。
命の恩人です・・・犬飼君。
つまり、私ですね・・・ちょっと・・・疲れているみたいです。
今日の更新は写真をベタベタ貼るだけの感じで・・・すみません。

例のメロンパンじゃないメロンパンです。
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オレンジのはマンゴーです。チクショウ・・・やっぱり美味しいです。
でも、やっぱりクリームパンです。

岩ちゃんと麻理さんが観に来てくれました。
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佐藤さんも観に来てくれました。
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ほんとうにありがとうございます。ちょっと疲れていて、その後、お付き合いできなくて申し訳ありませんでした。

帰りはもちろんロマンスカーにしたのですが、なんと・・・一番前でした!
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初めてです。ちょっと、嬉しかったです。

明日は夜一回。ちょっとゆっくりして、がんばります。
今日も・・・こんなもんで・・・。

そうでした・・・明日はあの方たちが・・・。


2008年5月17日

お伽 in 六本木 その1

東京初日でございました。
昨日・・・帰国したんですけどね・・・。
素晴らしい日程です!

劇場に到着すると、居残り組の活躍でほぼ舞台は完成。
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劇場ではなくフリースペースなので、かなりの苦労はあったみたいですが・・・素晴らしいです。

ここがumuです。
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全景を撮ろうと思ったのですが、なかなかうまく撮れないわけです。
ちょっとわかりやすい地図が無かったのですが、
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このたんちょうづる! のいる所がumuです。
外ではでっかいスピーカーを何台も積み重ねて、なんかイベントのリハーサルの真っ最中でした。
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通りを挟んで向こうには有名なブランドショップが。
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コピーじゃないですね、きっと。
六本木ですねぇ・・・なんか・・・インチョンの日々が懐かしいです。

そして、私たちはやっぱり慌ただしくリハーサルをこなし、本番を迎えたわけです。
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満杯の客席・・・ほんとうにありがとうございました!

評判は・・・何回も書くのもなんですが・・・いいです。一人でも多くの方に見てもらいたいです。

終演後、軽く劇場内でナムヒの発声で乾杯。
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ビールが足りなくなるくらいの大勢の方に祝っていただきました。
ああ・・・ありがとうございます。

そして、2次会へ。
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ここは高木トモ君のバイト先なのですね。
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ナムヒはトモを一目見て、
「デンジャラス・・・」
と言っておりました。
いい奴なんですけどね・・・見抜かれております。

すみません、今日はこんなもんです。明日も早いです。2回です。がんばります!

この「ごぶもり日記」を携帯で見ている方も多いかと思います。携帯だと「岡森へのメール」にたどり着けないみたいなので、
http://www.gobumori.com/mailform.html
直接、ここにアクセスしてください。私にメールが送れます。遠慮無くチケットを申しつけてください。
フルネームと希望日時と枚数をお書きください。チケットは当日、窓口で代金と引き換えになります。簡単です!


2008年5月16日

そして、帰国。

簡単ですが、帰国の様子を。

初の海外公演をおえまして、ホッと一息なヒマも無く帰らなくていけないわけです。翌日は東京公演ですからね。

ホテル前に集合。
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午前9時でしたね。みんなネムネムです。あ、ちなみに今更ですが、韓国と日本は全く時差がありません。
ナムヒー、
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ちょっと遅刻。にははははは。
無理も無い、無理も無い・・・ナムヒはほんとによくがんばりました。ぜひ、彼女を日本でも一人でも多くの人にみてもらいたいです。

空港の名前を・・・ああ・・・忘れた・・・釜山の町から一番近い空港から、まず金浦空港へ飛行機で移動なわけです。
そこで、ずっと私たちに付いていてくれて、ほんとうによく面倒をみていただいたヒランちゃんとお別れです。
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泣いてくれました・・・いい子だ・・・ほんとにいい子でした・・・。

金浦空港に到着。ここでトラックで運ばれて来たあの巨大な荷物たちと再開です。
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明らかに、行きより増えてます。この荷物たちをまたまた税関チェック・・・、
「ああぁぁ・・・」
と思っていたら、あっさり通過でしたよ! 開けて見せる事も無し。もうね・・・韓国の空港の方たちに大感謝です。ほんとうに、みんな、クタクタに疲れてましたから。

ホッとしたところで、韓国最後のお食事です。
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これがですね、ほんとに・・・マシッソヨー! 訳すと「豆そば」なんですが、韓国語・・・忘れました。もう・・・日に日に減少して行く私の脳細胞ったら・・・。
これはほんとうに美味しかったです。大豆のスープの冷麺なのです。ほんとうに優しい味なのです。豆乳とまた違うんですよね・・・香ばしくてほんのりお豆の甘さなのです。ちょっと物足りないくらいの味で、自分で粗塩で調整するのです。いや、これはほんとに美味しかったです。身体にもすっごく良さそうです。
ムーニーも
「これは日本の韓国料理屋でも見たことがありません」
と言ってました。
もったいないです。絶対に日本でもヒットすると思うのですが。

私の自分用に買った唯一のお土産の帽子がえらく気に入ったらしい赤星君。
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まあ・・・あげない。

そして、あっと言う間に羽田に到着。
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ここでもドキドキしながら税関へと向かったのですが・・・あっさり通過!
おお・・・イルボニンも捨てたもんじゃありません! 一応、私たちが何者で、この荷物が何なのかを説明したのですが、なんか・・・税関の方・・・興味津々で聞いてくれました。
「東京での公演もがんばってください」
との事でした。ほんとに・・・優しい・・・。
羽田の税関の方にも心よりカムサハムニダです。

外へ出たら、上土井君がワゴン車でお迎えです。
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おおおお!! やっと、貴族社会に復活です!!
上土井君、えらい!
明日、韓国のりをあげるからね。

簡単ですが、明日も早いのでこれくらいで。韓国での事はまだまだ書き足りないのです。いづれ、ゆっくり。

今回の「お伽の棺」、ほんとうに素晴らしい芝居になってます。ぜひぜひ、ご覧になってください。
右の「岡森へのメール」って所から私にメールができます。チケットをお取りしますので、どうぞご遠慮なく。
以前、お客様の何人かに
「岡森さんと面識も無いのに、さすがにメールしてチケットは取ってもらいにくいでしょう」
と言われたことがあるのですが、そんなことはありません!
例え一枚でもほんとに嬉しいです!
今回の「お伽の棺」、ぜひ見ていただきたいのです。よろしくお願いします。


2008年5月15日

お伽 in 釜山 その6

昨日の更新が遅くなってしまいました。
さすがに昨晩はホテルに帰ってバタンキューだったわけです。
実は今さっき自宅にたどり着いたところなのです。今日中になんとか更新・・・。

釜山6日目です。韓国の最終公演です。
快晴でした。
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でも、やっぱり寒いです。

夜公演一回だけなので、ちょっとのんびりです。
私はずっと心の重石になっていたお土産を買いました。
私はショッピングがあまり好きでないのですね・・・。服とか買いに行っても、すぐ飽きて、何も買わないで帰って来ちゃったりする方なのです。
でも、ちゃんとお土産を買いました!
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韓国のり一箱! 以上! お土産ショッピング終了!

劇場に入ってちょっと腹ごしらえです。
学生用の食堂街でまたいい所を発見したのですよ。
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ここのトーストのサンドイッチが実にマッシソヨーなのです。具だくさんで200円です。
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こんな感じです。味にも量にも満足です。
このサンドイッチ、気にしてるとけっこう町でも空港でも見かけます。ファーストフードに行くよりは絶対に美味しくて安いですね。

これが私たちが公演している劇場の大学です。
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18番が劇場ですね。
もうですね・・・アカデミックーーッ!! って感じの大学です。近代的できれいで・・・私の通った大学とはえらい違いです。

私たちの公演はかなりの好評なようで、大会本部から改めて取材に来ていました。
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今回の舞台装置、裏から見てもちょっと素敵です。
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韓国最後の本番前に改めて役者一同で。
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で、韓国最後の公演ですが、自画自賛ではありますが非常に良かったと思います。お客さんたちも昨日のような異様な盛り上がりではなく、でもすっごく盛りあがっていただいて、じっくりみていただけたと思います。
やっぱり、お国の違いはあります。日本よりすごく正直に驚きの声や、ため息や、笑いが起きるのですね。これはほんとに新鮮でステキな体験でした。
昨日以上に窮屈な思いで最後までみていただいたお客様たちに改めてカムサハムニダです。
評判もすっごくいいみたいで、釜山からはかなり本気で
「また、ぜひ!」
とあったみたいですし、ロシアの方からも
「なんだ? 扉座って!」
とかなり興味を持たれたみたいで・・・まあ、この辺は、座長の方から改めて。

公演終了後、即、バラシ開始です!
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うちの若手はいないわけです。なんか奴隷制度が崩壊した貴族たちのような私たちです。横内ももちろんバラシに参加です。
バラシ終了後、釜山国際演劇祭で私たちの面倒をいろいろと見ていただいたスタッフの人たちと。
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カムサハムニダ!

そして、日にちも変わろうかという時間にやっと打ち上げ・・・と言いますか、夕食ですね。
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これは有名なアンコウの韓国料理なのですよ。
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かなり辛かったのですが、食べられましたねぇ・・・。マッシソヨーでした。偉大ですね、やっぱりアンコウは。
店を出る時に気付いたのですが、
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日本人の観光客も多いのでしょうね。愉快です!

そして、疲れた身体に鞭打ちホテルに戻って帰国のための荷造りでした。

帰国の様子は・・・できれば、今夜中に。


2008年5月14日

お伽 in 釜山 その5

釜山公演の初日を迎えました。
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快晴です。でも、やっぱり寒いです。

かなりの苦労があったようですが舞台は完成しておりました。
今回の舞台はジョン先生と言う韓国の著名な舞台美術家によるデザインです。。
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これが四方にあるツルをモチーフにした燭台です。私の書いたたんちょうづる!に何か相通ずるものがあるようで嬉しいです。ものすっごく私は個人的にこれを気に入っているのでが、公演が終了したら、これ一つもらえないものでしょうかね...? ちょっと劇団と交渉してみます。

ファン先生も合流。先生の純白のチマチョゴリ姿はほんとに美しいのですが、控えめな伝統的なアクセサリーもまたステキなのです。
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これですね、写真ではわかり難いのですが...エッポヨーです。

とにかく、リハーサルを慌ただしくこなしまして、いよいよ本番を迎える事となるわけです。
ちょっとその前に腹ごしらえです。
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ここは大学ですので、周りには学生向けのすっごいリーゾナブルな食堂がたくさんあります。だいだい3000ウオン、300円ぐらいですね。量はもちろん、味もなかなかマッシソヨーです。
ああ...なんか、こう言う所の雰囲気はどこも変わらないですね。なっつかしいです。
三千代さんはちょっと休憩。
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私もかなり疲れがピークです。
釜山で私たちの面倒を見てくれているヒランさん。外語大学の学生さんですね。もちろん、日本語はペラペラです。ほんとうに明るくて元気でものすっごく気を遣ってくれます。カムサハムニダ。
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チケットの完売にはりきる赤星君
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でも、ですね。ちょっと信じられないわけですよ。なんで韓国で私たちのチケットが跳ぶように売れたのでしょう? 少ない公演日数とは言え、なぜ完売...? なんか罠があるような...、ぬか喜びさせられているような...。

しかし! 開場してみてびっくりですっ! ほんとにチケットは完売していたのです! 
ロビーでごった返す人々。
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客席もぎっしりです。
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しかも、若者ばっかりです。
この辺は赤星君の撮影ですね。
で、この客席の反応なんですが、もう...異様な盛り上がりなのです!ウケるウケる...。何をやっても大爆笑なのです。
これにはちょっとびっくりました。「お伽の棺」はその手の芝居ではないはずなのですが...。
これが釜山国際演劇祭の盛り上がりなのでしょうか? これもお国の違いなのでしょうか?
でも、まあ、芝居を楽しんでいただいたのは何よりです。大勢のお客様にカムサハムニダです!

上演後、「Q&A」と言うコーナーがありました。
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いろんな質問に横内初め役者たちも応えると言うコーナーですね。
.........

昨日、ここで挫折したみたいです。帰りも遅かったですからね。今日は釜山の楽日です。劇場入りまでまだ時間がありますので、がんばって続きを。

「Q&A」終了後は釜山の演劇祭の代表の方と記念撮影です。
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さてさて、初日を無事に終え、各国の出演者が集まり交流するパーティー会場へ。
ここでも一盛り上がりあるのかと思っていたら...
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私たちだけでした。...うん、まあ、夢から覚めたような感じで...こんなもんでしょう! 浮かれ過ぎは禁物です。身内のみで初日乾杯でしたが、心からの乾杯でした。
ここでまたまたお詫びがあります。
えー...、韓国の乾杯を「ウィハヨー」と以前に書きましたが、これはとても昔の、しかも一部地域でしか、つまりインチョン地方でしかやられていないそうです。
釜山で「ウィハヨー」と言うと
「何それ?」
って感じになります。
で、韓国で一般的な乾杯はグラスを軽くぶつけて
「チャン!」
って言うそうなのですが、これもちょっと自信が無いので、もう少し調べてみたいと思っております。もう、あまり日数がありませんが...。

ここの会場、やっぱりとても寒かったので、仕切り直して、昨日、私とムーニーが行ったお店へ。
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ちょっと犬飼君の部屋へ遊びに行きました。
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犬飼君が今回の旅の日数分持ってきた入浴剤です。これでゆっくり疲れを取ろうと思い持ってきたそうですが...、一袋も使っていません。昭和のラブホテルも釜山のスンバラなホテルにもバスタブが無かったのですね。残念です。
私の部屋にももちろんバスタブが無いわけですが、やっぱり風呂桶にゆっくりつかると言うのは日本独特なものなんですねぇ。いやいや、日本人に生まれてほんとうに良かったです。

これから劇場へ向かいます。韓国での最終公演です。
しっかり地に足をつけて、がんばってきます!


2008年5月13日

お伽 in 釜山 その4

今日はあまり書くことの無い一日です。

日本には台風が近づいているみたいですが、釜山はいい天気です。
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ホテルの窓からです。ただ、寒いですねぇ。

リハーサルに備えて少し早めに劇場に到着。
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しかし、舞台はまだ完成されておりませんでした。今回の舞台はとっても簡素な舞台です。役者陣は仕込みにいらないと言う話だったのですが...。
この辺りがお国の違いですね。どうもうまく行きません。
真ん中でタオルを鉢巻きに汗を流してる御仁は
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横内です。こんな姿を何年ぶりに見ました。確か...「夜曲」の札幌公演以来です。何年前でしょう...。
役者陣もしばらく舞台作りを手伝いましたが、今日はとてもリハーサルは無理と言う事がわかり、役者陣は
「帰ってヨシ!」
と言うことになりました。
「ゆっくり観光でもしてなさい」
と言う事なのですが、こうなるとちょっと気分は観光じゃないですね...。

ホテルへ戻って、しばらくはイライラはしていたのですが、それも何なのでちょっとホテル周辺を散歩です。
これが私たちのシークラウドホテルです。
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ホテルの前はすぐ海岸です。
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なんかすっごいホテルがズラーっと並んでいます。カジノがあるホテルも多いです。
でも、一本脇道を入ると
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こんな感じです。
どうも私はこう言う所を散策している方が好きみたいです。インチョンを思い出します。確かにインチョンより釜山の方がずっと近代的で賑やかなのですが、インチョンも決して嫌いじゃないのです。
夕暮れの釜山の町を心地よくブラブラしているとばったりムーニーに会いました。で、ムーニーが見つけていたオススメの韓国料理の店へ。
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ここのスープを美味しかったです。コムタン系の白いスープですね。優しい、なんとも奥深い味でした。
ムーニィが言うには、釜山は観光地なので、観光客目当ての高くてマズイ店と地元の人が食べる美味しくて安い店を見分けるのは難しいそうです。
ムーニー、カムサハムニダ!

今日はこんな感じの一日です。

明日はいよいよ釜山初日です。なんでもインチョンの評判が伝わっているそうで、全公演のチケットがすでに完売らしいです。
ほんとに...嬉しいです!
がんばります。

あ、あの...東京公演はまだあります。どうか、よろしくお願いします。


2008年5月12日

お伽 in 釜山 その3

今日はいい天気でしたね。
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でも、晴れても釜山は寒いです。天気に騙されて、Tシャツとジャージで出かけたら、一日中ほんとに寒かったです。

さて、今日は昼から稽古稽古です。
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劇場内の稽古場を貸してもらい、一応の舞台を組んで...まあ、こんな感じです。

そうそう、ショーケースと言うのをやったのですね。
開場時間になると劇場が開きますね。ロビーにお客さんが溜まります。そのお客さんたちに自分たちの公演の宣伝をするわけです。
ロビーに一応簡単な舞台を作ってですね、ロビーの電気を消すと、パーッとロウソクを点けまして、なかなかだったのではないでしょうか。
主役は横内でした。知的かつ軽妙、絶妙なトークでお伽様の心をわしづかみでした!
集まったお客さん達にも喜んでいただけたようで、何よりでした。
私も風や雪や吹雪で大忙しだったので、写真を撮るヒマがありませんでした。残念です。

ここで、「ごぶもり日記」を読んでいただいている皆様に心からのお願いがございます。
私たち、決してサボっていたわけではないのですが、韓国公演の事で頭がいっぱいで東京公演の事がおろそかになっておりました。宣伝活動とかあまりやっていなかったのですね。と言いますか、やるヒマなんか無かったわけです。
案の定、チケットの売れ行きが...。
皆様、ほんとにこれは素晴らしい芝居です。扉座もミュージカルからストレートプレイからいろいろな事をやりますが、これはその中でも代表作と言って過言ではありません。
決して、観て、後悔はありません。なにとぞよろしくお願いします。
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一同、頭を下げてお願い申し上げます。
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右側の「岡森へのメール」から私にメールできますので、遠慮無く、チケットなど申しつけてください。

さて、ショーケース終了後も稽古に汗を流しまして、夕方からは釜山の繁華街へと繰り出しました。
ムフフではありませんよ。ショッピングですね。
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すっごく、賑やかな所です。京都の新京極をもっとゴチャゴチャとした感じですね。こういう雰囲気を写真に納めるのってすっごく難しいです。すみません...。
素晴らしい所です! 日本じゃなかったです。
とにかく、靴屋さんとかばん屋さんと洋服屋さんがズラーと並んでいました。そこのオジサンが日本語で
「コピーあるよ、コピー!」
と盛んに声を掛けてきます。
横内はとりあえず、うちの若手たちにグッチだヴィトンだカルバンクラインだアルマーニの靴下を土産に買っておりました。
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さすがに座乗! ヴィトンの靴下なんざ私は初めて見ました。
私は自分用です。
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真夏の日差しに備えて、このような麦わら帽子を買いました。15000ウオン。1500円でした。

ショッピング終了後は釜山名物の海の幸を食べに。
一階はこのズラーっと魚市場なんですね。
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ここで好きな魚とか貝とかカニとかアワビとか穴子とかタコとかヒラメとか...わけがわからないくらいいろいろ買いまして、
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2階で調理してもらって食べるわけです。
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刺身が美味かったですねぇ。カニの塩ゆでもマッシソヨーです。天ぷらやさばかれても動いているタコの足も...やっぱり日本人です。純和風の料理が並んだ後、やっぱり締めはチゲでした...。
なんか、日本VS韓国の野球の試合で9階の裏で韓国に逆転負けをくらった気分になりました。

明日は仕込みとリハーサルです。
がんばります!


2008年5月11日

お伽 in 釜山 その2

釜山、2日目(5月10日)です。

今日はちょっとのんびりした一日でした。
今、釜山は寒いです。天気が良くないのですね。降ったりやんだりです。日本はどうなんでしょうか。
ホテルの窓からです。
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今日は生憎の天気なのですが、晴れたらかなりの人で賑わうみたいです。

私たちのホテルから劇場まではクルマの移動になるのですが、この景色がまるでお台場です。
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ウオーターフロントって感じですよね。
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韓国で一番大きな橋らしいです。まさに、レインボーブリッジ!

私はまた一つウソを付いてました。ここで謝らせていただきます。
インチョンは国際演劇祭ではなく、全国演劇祭だったのです。そこに特別ゲストとして日本から招待されたのですね。通りで韓国の方たちばかりでした。
釜山は国際演劇祭なのです。世界中から招待された劇団が集まって来るわけです。
で、今日はいろいろと観劇の日になりました。

まずは全員で、自分たちの上演する劇場の具合を知るために、そこで上演されていた韓国代表のお芝居を観劇。詳しい事は省きますが、素晴らしかったです。「天女の羽衣」を下敷きにしたセリフの無いお芝居なのですが、韓国にはほんとうに日本とそっくりな民話がいっぱいあります。

そして、横内たちは福岡の演劇祭でご一緒したパンソリの先生たちの公演へ。
私と犬飼君は迷わずロシアの公演を観に行く事にしました。なんでも、スタニフラフスキーシステムを学んだ人たちによるキャバレーショーだそうです。
スタニフラフスキーと言うのは...えと...演劇のすっごい人です。
で、このショーはなんと成人限定! ムフフフ...ですね。
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なぜか三千代さんも付いて来ました。
しかし......劇場内に入ったら子供がいっぱいいるではありませんか! 週末は家族連れが多いので急遽、演目を変更したそうです。
あううぅぅぅあああぁぁううぅうぅぅぅ...です。
しかし、このショーが実にファンタスティック! だったのです。男の人と女の人とほとんど二人でコミックショーを繰り広げていくわけですが、この女性のナターシャさんが...ステキ...ちょっとメグ・ライアン? なわけですよ。
私たちはかぶりつきの席を用意されていたのですが、私は舞台に上げられてナターシャさんと一踊りしてしまいましたよ! で、お礼にパンを半分をいただきました。大事な記念です。ほんとうに愉快な一時でした。

公演終了後、再び合流して、次は国際演劇祭に参加している各国の方たちとの交流の場へ。
しかし、着いてみたら誰もいません...。あまいの寒さに今日は皆さん早々に引き上げちゃったみたいです。
仕方が無いので意味もなく記念撮影です。
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そんなことをしていると、ロシアの方たちだけ部屋を設けて飲んでいるとの情報が入って来ました。
「ロシアの人たち! ナターシャ!?」
行くしかありませんね!
再開できました。
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国際交流もできました。かなり盛り上がりましたよ。今、考えても何語で話していたのかさっぱり思い出せないのですが...。
でも、ほんとに楽しい忘れられない夜になりました。
スパシーバ!

明日はショーケースと言われる、...うーん...予告編? 名場面集? みたいな宣伝をしなくてはなりません。私たちの今回の芝居はあまりショーっぽくないので難しそうですが、なんとかがんばります!
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2008年5月10日

お伽 in 釜山 その1

今日はインチョンから釜山への移動日です。
思い出のインチョンを離れるのはちょっと淋しいですね。再びこの地にまた来ることがあるのでしょうか...。

まず、ソウル駅に到着。
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やっぱりソウルは大都会ですねぇ...インチョンとは違います。
例のカーボーイハットが気に入ったらしい横内さんです。
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ね、なかなかですよね? ...プッ。
そして、これがKTXです! 韓国の新幹線ですね。
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実はこれに乗れるのをすっごく楽しみにしていたのです。いいですねぇ...。
六角や中山君も今頃、すごく悔しがっていることでしょう。
中はこんな感じです。
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かなりゆったりです。ファーストクラスです!
釜山駅にあっと言う間に到着です。
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ここで、私は皆様に謝らなければなりません。
インチョンを見て韓国を語っていたのですが、これは間違いでした。
インチョンは「韓国の横浜」と聞いたのですが、これが間違いだったのですね。松戸か熊谷あたりだったみたいです。
韓国の都会はすっごいです。

これが私たちの上演する劇場の入り口です。
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ものすごく近代的で大きな大学の構内にあるのですよ。若者達もたくさんいて、活気に満ちてます。
これが舞台ですね。
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ほかの劇団の公演前に少し覗かせていただきました。
決して大き過ぎない、いいサイズの劇場です。ほんとに、ここで公演するのが楽しみになってきました。

そして、ホテルがまたすっごい。
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これが玄関とロビーですね。もうね...一流ホテルですよ! 
部屋の中も。
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ツインをシングルユースです。
そして、ホテル内で釜山の新聞社からインタビュー。
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釜山国際新聞のチャンさんです。せっかく初の海外公演なのですから、これぐらいないと。
ホテルを出るとすぐ海です。
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私たちのホテルは劇場からちょっと離れた歓楽街にあるんですね。なんて言うんでしょうか...さびれてない熱海って感じですね。
インチョンの日々だけが韓国ではなかったわけです!
というわけでフラフラと歓楽街へ。
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でも、今日はちょっと遅かったので、ビリヤードで我慢しました。
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まあ...ビビったわけです...。でも、明日ぐらいはちょっときれいなオネエサンいるところへ!!

ああ...なんか...いかんです。インチョンにいた時の方がストイックで、演劇に向けるエネルギーが高かった気がします...。
今は演劇なんかやる気0! ...ウソです! がんばります!

最後に射的でプーさんをゲット。
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釜山(プサン)でプーさんです。
もぼに完全勝利です。

明日は釜山の町の様子などをもう少し詳しく。

あ、大事な事を書き忘れていました。
今、韓国におりますが、毎日、メールのチェックは欠かしません。右下から私へメールを送れますので、東京、厚木公演のチケットのご予約などありましたら、ジャンジャンお願いします。
ほんとに今回の公演、見逃す手はありませんよ!


2008年5月 9日

お伽 in インチョン その8

インチョン最終日(5月8日)です。

ここでちょっと「ごぶもり日記」のインチョンシリーズを読み返してみたのですが、いつもとちょっと感じが違いますね。にははははは。
いつもはもう少し、
「どうです? なかなか愉快でしょ?」
って感じで書いているつもり(あくまでつもりです...)なのですが、今回はかなり私的記録になってます。まあ、自分で忘れないよう書き留めておきたい事が多いわけです。申し訳ありません。つまらない箇所はどんどん読み飛ばして構いませんので、よろしくお願いします。

さて、今日は私たちをぜひ昼食に招待したいと言われ、再度事務局の方へ。
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みなさん忙しそうです。扉座の最終日を盛り上げようと必死にがんばっていただいております。
そして、近くの中華料理屋さんへ。
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横内の右隣の人のご招待です。この方もインチョンの演劇関係の実力者で
「ぜひ、来年もインチョンに来て欲しい!」
とのことでした。
ほんとに実現できればと思います。カムサハムニダです。
そして、ちょっとスタバで一服
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韓国は日本に比べてコーヒーを飲めるところが少ないのでですね。久しぶりに美味しいコーヒーを飲みました。
そうそう、事務局でこんなプレゼントをいただきました。
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今回の演劇祭のために、Tシャツと一緒に作られたものですね。なかなかのカーボーイハットです。こう言うの作るとたいていが「あちゃー...」となる時が多いのですが、これはなかなかのデザインだと思います。
Tシャツを着て、これを被ってる写真を撮っておけなかったのが残念です。

ちょっと、ファン先生の事を。
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今回の公演で「チョンガ(正歌)」を歌っていただいています。韓国の古い歌と言うと、パンソリを思い浮かべる方が多いと思いますが、チョンガは宮中音楽なのですね。それに対してパンソリは庶民の歌なのです。
ファン先生はこのチョンガで韓国では第一人者です。
宮中音楽、つまり王様の前で歌われる歌なので、座って歌うのが普通だそうです。立つ事が許されなかったみたいですね。
立って、しかも男と女が抱き合っている横で歌う事など絶対に無いそうなのですが、今回は台本が気に入ってくれたお陰で快く引き受けていただきました。
この「チョンガ」、ほんとに素晴らしいです。一見...一聞の価値はあると思います。
宮中音楽のせいか、韓国の方でも生で聞いた事のある人は少ないそうですが、これを機会にぜひご堪能ください。

インチョン楽日と言うことで、記念写真です。
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全体の集合写真の真ん中におられるのが、この劇場の責任者のチェさんです。今回はほんとうにお世話になりました。気さくで心の温かい素晴らしい方です...ああ...もう...カムサハムニダ!

楽日だからと言って、急にお客さんが伸びる事はわりませんでしたが、それでも、確かに暖かい反応でした。3回ともご覧になったお客さんも何人かいたそうです。
で、終了後、さっそく、バラシ(撤収)です。
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シンプルな舞台だけにあっと言う間でしたね。もちろん、池ちゃんの活躍は言うに及びません。
そして、打ち上げ。
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まだまだ公演は続きますので、とりあえずの打ち上げですね。まあ、ちょっとホッとしたって感じの打ち上げでした。

明日、釜山へと向かいます。
インチョンで私たちを暖かく迎えてくれて応援していただいた皆様に、心よりカムサハムニダ。


2008年5月 8日

お伽 in インチョン その7

インチョン7日目(5月7日)です。

初海外公演の初日が開け、ホッとしました。
今日は夜公演1回なので、少しのんびりなのです。さすがにどっと疲れが出たので、スパへ行くことに。
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ここのスパは最高でした。さすがに中まではカメラを持ち込めなかった事が残念です。
いろんなサウナに入って、いろんなお風呂に入って、ものすごく熱心に丁寧にマッサージしてもらって、ようやくドヨ~ンとダルダル~とした身体が、ポワ~ンとダルダル~となって、すっかりリフレッシュです!
あ、あれもありました。足を池の中に入れると、小魚が寄って来て、ハムハムするやつです。

そして2日目の公演の幕が開くわけです。
今日も本番前に。
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ファン先生も一緒です。
昨日よりお客さんは多かったです。評判はいいみたいですね。割と私はこういう評判とかは疑い深い方なのですが、韓国のとても偉い人が見に来られたり、握手を盛んに求められたり、ちょっと嬉しいです。

さて、終演後は海へと向かいました。
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ここは実にステキな歓楽街です。昭和な元町辺りって感じでしょうか...違いますか。ちょっと日本には無いかもしれません。異国情緒たっぷりなところです。カップルが多かったです。
この前に行った、中華街の近くですね。
そして2日目の宴会、乾杯はインチョンでも一番偉い、事務局長さんのご発声でした。
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ちなみに「乾杯」は韓国では「ウイハヨーッ」です。ウイハヨーとは「○○のために」って意味らしいです。○○の部分は心でグッと思うのです。そして大きな声で
「ウィッハヨー!」
です。
さすがに海沿いのお店です。
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刺身!!
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秋刀魚!! 食べかけでちょっと汚い...。
マッシソヨーです。
厚木の応援団の伊藤さんと古座野さんです。
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忙しい合間を縫って、わざわざ韓国まで応援に駆け付けてくれたのです。もうですね...涙が出ます...。実はこのお二方、高校の先輩でもああられるのですね。いつもお世話になりっぱなしです。

季節外れですが、海に向かって花火です。
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10連発のなかなか派手な花火でも、手に持ってやるのが韓国流です。
正直ちょっとビビリました。
ナムヒ...なかなか花火に火が付かないないからって、花火を覗き込むんは絶対にアンデヨー!

明日はインチョン楽日です。
3連勝するよう全力でがんばります!
だから...頼むから3連敗はするなよ...巨人...。


2008年5月 7日

お伽 in インチョン その6

いよいよ、初日が開くわけです。

池ちゃんの大活躍にもかかわらず、やっぱり仕込みは大変だったみたいです。役者陣
は早々に解散だったのですが、スタッフは徹夜でした。
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いつもより、かなりシンプルな舞台だと思っていたのですが...やっぱりですね、お国の違いってのは大変なのです。
向こうの常識がこっちは「ええええっ!!??」で、こっちの常識が向こうの「ええええっ!!??」である事が度々なわけです。
ちょっと前の記事で「ええええっ!!??」な事で、どんな事か期待を持たせてしまいましたが、今となってはいっぱいあり過ぎてどの事だったのやら...。
世界は広いです!

しかし、日韓のスタッフ陣のがんばりのおかげで、ほぼ時間通りにリハーサルが開始しました。
赤星君が、ぜひリハーサルを写真に撮ってみたいと言うのでカメラを貸すことにしました。ですが、今回のような舞台を写真に撮るのは難しいようですね。
こんな写真がほとんどでした。
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今回の舞台はいつもよりかなりシンプルでプリミティブな舞台のはずなのに...超FSXな舞台になってます。
にははははは。
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ナムヒがパタパタしてます。
二人で笑いながら写真を見ていたら、こんな一枚を発見。
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どうです? これ。なかなかな写真じゃないでしょうか。なんかカメラ雑誌で賞とか取れそうな一枚です。
赤星君のカメラの腕は侮れません。

無事、リハーサルが終了した頃、日本からわざわざ「ぴあ」の方が駆け付けてくれました。
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本田さんです。明日、インターネットに速報で今日の模様を載せてくれるそうです。ほんとにありがとうございます!

そんなこんなで、いよいよ初日が開いたわけです。
本番直前に楽屋にてです。
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で、けっこうドキドキな幕が開けたのです。
上演開始の手順も日本とはかなり違うのです。ほんとにけっこうドキドキでした。
でも、無事に終了!
手応えと言いますか、評判は思った以上に良かったみたいです。
韓国のお客さんは割とお芝居でもつまらなければ、すぐに席を立つのらしいのですが、途中で帰ったお客さんは一人もいなかったらしいです。寝てる人もいなかったようですしね。
ま、お世辞もあるのでしょうが、関係者の方々にもかなり褒められました。
ただ、客席にどうしても空席が目立ったのは残念なところですが、でも、ちょっと、ホッとしています。

いつもお世話になっている、劇場近くの韓国料理屋さんで初日打ち上げです。
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ここのオモニもですね、ほんとに優しくしてくれます。
今日は鴨肉の煮込みを食べたのですが、これはほんとにマッシソヨーでした。サンゲタンに近いと思います。韓国の薬膳料理ですね。とっても優しい味で、ほんとに身体に良さそうな薬味がいっぱいでした。

最後に少しダラダラと...。
韓国のファンタオレンジです。
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犬飼君が
「これは写真に撮っておいてください!」
とのたっての希望でした。
なかなかかわいいビンですね。
たまに意外な一面を見せる犬飼君です。

韓国でタクシーに一人で乗る時は運転手さんの助手席に乗ります。理由を聞いたところ
「だって、寂しいじゃないですか」
との事でした。

日本ではよく挨拶に天気の事を話しますが、韓国ではアニョハセヨーの後は
「ご飯は食べた?」
です。

明日は夜1回の公演です。少しゆっくりできそうです。
明日もがんばるのです。


2008年5月 6日

お伽 in インチョン その5

インチョン5日目(5月5日)です。
今日は取り立てて書くことは無いわけですが、稽古稽古稽古、仕込みな一日でした。

朝、劇場に到着してみると劇場の前がすっごい賑わっています。
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「おおー! 国際演劇祭、盛り上がってるなー!」
と思っていたら、劇場の前の坂を上がって行った所に遊園地があるらしいのです。そこの賑わいだったようです。
まだ私は行ってないのですが、この遊園地は昭和な感じのなかなかの遊園地らしいです。例えて言うなら「荒川遊園地」みたいだそうです。私はそこも行った事がないのでよくわかりませんが、スキを見て覗こうと思っております。

で、稽古稽古稽古...
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ここの稽古場は周りが鏡張りなんですね。鏡に無数に映るロウソクの灯りがとっても幻想的です。写真に写すのはちょっと難しいみたいです。

私たちの公演する劇場です。
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とってもコンパクトで「お伽の棺」にはピッタリの劇場です。もう少しタッパ(天井高)があるとベストですね。

さてさて、いよいよ日韓共同仕込みの開始です。
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通常、仕込みと言うのは修羅場と化す事が多いのですが、言葉の壁を乗り越えて無事に仕込みは終了するのでしょうか!?
いやいや、全くの杞憂でしたね。うちのスタッフの池ちゃんが仕切る! 仕切る! オンリージャパニーズで仕切りまくりです!
三千代さんより小さいのにすっごいパワーです。ものすごく仕事ができるのです。その風貌も手伝ってか、決して他人に不快感も与えないのです。
池ちゃん...すごいです!

最後に、なぜか洗濯なんぞをしてやろうと思いました。
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いつもはコインランドリーで済ませるのですが、こっちには無いんですね。
で、初手洗い。
...ううむ...手洗い...「つけ置き洗い」って言葉を聞いたことがあるのですが、つけておくだけじゃダメなんでしょうね...? ちゃんと手でクシュクシュやるんですよね...?
ああ...めんどくさい!!
こんなこと始めなきゃよかったです...風呂にも入れないじゃん!!
全部捨ててやろうか...

とにかく、明日は初日です。
がんばります。

今日の「今日」は今日です!
嬉しいです。


2008年5月 5日

お伽 in インチョン その3

インチョン3日目(5月3日)です。
その日の夜にがんばって書いてるのですが、いつ更新できるのやら...。

今日から韓国の稽古開始です。
劇場内の稽古場をお借りしています。
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横内は韓国ではかなり尊敬されているようです。
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玉座のような椅子を用意してもらっていました。韓国の方には「横内ソンセンニン」と呼ばれています。ソンセンは先生って意味で、ニンは様です。「横内先生様」なのです。いや、韓国の方はこういう敬意を表する礼儀はほんとに厳しいみたいです。
ナムヒとも再開。
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「I miss you!」
を連発してくれました。
うんむ! 本心じゃなくてもオジサンは嬉しいぞ!
韓国では私はもう48...50一歩手前です...。
字幕の準備の着々と進んでおります。
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この芝居はほとんど日本語ですからね、やっぱり字幕が無いと韓国の方には苦しいかと思います。韓国語はナムヒが興奮した時のみ飛び出るって感じです。日本の方には充分字幕無しでも楽しんでいただけると思います。
ってか、字幕なんか見てないで、こっちを見て欲しいわけです。
今日やっと初めて、この芝居の挿入歌を歌われる韓国民謡のファン先生にお会いできました。
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全員揃ったので記念撮影です。真ん中の白い服の方がファン先生ですね。左端の女性はボランティアで私たちの通訳を買って出てくれたヒャンリンさんです。ムーニィと二人いてくれるのは心強いです。
生で聞く先生のお声はほんとに素晴らしいです。ほんとに...心打たれます...。
「アジアって繋がってるんだなぁ...」
って感じです。

休憩中、ちょっと屋上へ。
私は屋上って大好きなのです。いいですよねぇ...屋上。日本ではすっかり上がれる所が少なくなって残念です。
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インチョンの町です。

稽古終了後、ファン先生のご招待で焼き肉屋さんへ。
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もう、網いっぱいのお肉ですよ。量だけじゃなくて、ほんとにマッシソヨーなのです。
韓国の方たちはほんとに大事にしてくます。目一杯もてなしてくれます。
しかし、毎晩この調子では...ちょっとマズイです...。貧乏農民の役なのに、確実に日々太っていく気が...。

最後にステキな2枚の記念写真をご覧ください。
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にははははははは。カッコイイです!
やっぱりクルマ好きの私としては韓国のクルマ事情が気になるのです。
韓国ではほとんど外車を見かけません。関税がものすごく高くて、外車に乗っているのは限られた人みたいです。
二人の後ろのクルマなんですが、これは韓国の国産車です。...えと...どう書いていいのかちょっと悩むとこですが、これは私と赤星君の思いでのクルマにそっくりなんですね。二人が若かりし頃、サーフィンに狂ってた頃の赤星君のクルマです。デザインってのはやっぱりどこも似通っちゃうもんですね。
クルマのにちょっと詳しい方ならデザインの事をあれこれ考えながら韓国のクルマを眺めているのはかなり愉快だと思います。
でも、やっぱり右側通行ってのは気持ち悪いですね。タクシー代があまりにも安いので乗る機会も多いわけですが、かなり怖いです。私はクルマの運転にはそこそこ慣れているつもりですが、韓国での運転はちょっと二の足を踏みと思います。

実は明日、私と何人かだけ、ホテルのお引っ越しです。昭和のラブホテルからインターネット環境の整ったホテルへと移らせてもらうのです。もう少し更新が楽になるかと思います。
ほんとに韓国の演劇関係者の方にはいろいろ気を遣ってもらって大感謝です。

今回も今日は昨日で、いや...一昨日? でお願いします。


お伽 in インチョン その4

久々の1日2回目の投稿です。

インチョン4日目(5月4日)です。
ちょっと、みんな疲れが出てきたようですね。
赤星君は背中を激しく痛め、犬飼君も風邪でフラフラ、私もダルダルな感じです。
やっぱり日本人な私たちとしてはそろそろ...キムチとかお肉とか...ちょっと...もうお腹一杯って感じになっております。
それでも、がんばるしかないわけです!

今日はインチョンの国際演劇祭の事務局に表敬訪問です。
「なにとぞよろしくお願いします!」
ってことですね。
表敬訪問の前に事務局の3人の偉い方の説明を横内から受けました。
まあ、横内ともなるといろんな方に会わなければいけないわけで、その記憶方として、身近な人間に置き換えるみたいです。
韓国にも有馬とトバさん(外波山文明さん)と茅野がいるのだそうです。
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椅子に座っている右側の方が「韓国の有馬」さんで左側の方が「韓国のトバさん」さんらしいです。
トバさんはさておき、韓国の有馬さんは本物の5万倍は品があるように思いました。
「韓国の茅野」さんはこの時いらっしゃらなかったのですが、お会いしたら必ず写真を撮ってアップしたいと思っています。

この後は事務局の方々とロッテデパートへ昼食に。
ここで見つけました! 夢にまで出てきたのです。
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美味しかったです...。ハムとチーズと生野菜にあっさり酸っぱ目のドレッシング。
もうですね、赤いのはちょっと...だったわけです。
夜のディナーの分も買って帰りました。
なんか、おもてなしを無視してるようでほんとに申し訳ないです...。

そして、昼食後は劇場に戻り、稽古稽古な1日でした。

前回、書きましたが。インターネット環境の整ったホテルへ引っ越しました。
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「ONE MOTEL」です。黄色い垂れ幕に
「インターネットできますよー」
って書いてるみたいです。
まあ、あの手のホテルなわけですが、昭和から現代に来たなって感じです。露骨なエッチ色はありません。部屋の灯りが七色に変わるのがちょっとうっとうしいですが、すっごく快適な部屋です。いろいろお気遣いいただいて感謝感謝です。
ただ、夜は日本のサーバーに繋がり難いんですね...。って言いますか、ほとんど繋がりません。なかなか難しいです。
近くて遠いですね...韓国。

明日はいよいよ仕込みです。
今日は簡単ですが、こんなもんで...。

今回も「今日」は「昨日」でお願いします。


2008年5月 3日

お伽 in インチョン その2

初めにちょっとお断りです。
以下の文章は昨日書いたもので、ちょっとインターネットの接続に手間取りやっと今、更新です。そのつもりでお読みください。

仁川(インチョン)2日目です。
今日(5月2日)は完全オフでした。
ま、仁川をちょっと見学でもと言う1日だったわけです。

まずはタクシーで仁川駅周辺へ。しかし、タクシー代の安さは驚かされます。初乗りが190円ですしね。
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なかなかの繁華街です。仁川市は人口230万の大都市なんですね。日本で言えば横浜あたりな感じでしょうか。古い港町ですしね。
ここの地下街がすごいのですよ。
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こんな感じで延々と続いて行くのです。
写真ではちょっとわかりにくいのですが、携帯屋さんの多さには驚かされます。機種も豊富です。韓国の携帯が世界シェアを席巻しそうだと言うのがよくわかります。
携帯屋さんに負けてないのが下着屋さんです。あの...ベージュ一色のダッサイやつじゃなくて、きれいなランジェリーショップがズラーっと並んでいるのです。携帯屋さんと下着屋さんで、この広大な地下街の8割を占めているんじゃないでしょうか。韓国の女性はものすごく下着にこだわっているんでしょうねぇ。ぜひ韓国の女性にも下着の替え時をうかがってみたいものですが...そんな勇気はありません。

そして、地上に上がって、日本人街と呼ばれる所へ。えと...これは...煉瓦造りの家が何軒かあったのですが、よくわかりませんでした。すみません。今でも日本人がいっぱいると言うわけではなさそうです。
でも、ここでゴールデン街にありそうな居酒屋を発見。赤星君が
「岡森さん! 岡森さん!」
と異常に興奮していたので、一枚撮っておきました。
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ここからプラプラと歩いて中華街へ。横浜の中華街に比べたら規模は全然小さいのですが、ここはジャージャー麺の発祥の地らしいです。
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いやいや、マッシソヨーでしたね。炒飯にジャージャー麺のタレを掛けるのもほんとに美味しかったです。これは日本でもあればすっごく流行ると思いますね。
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麺がすっごく長くてハサミで切りながら食べるのです。
7人でこれだけ食べて36000ウオン。3600円ですね。安いです。

この後、仁川でも最大級のショッピングセンター、Eマートでいろいろと皆で買い物をしたのですが...残念ながら私はここらで体調がどうも...。頭がガンガンし始めたのです。ちょっと稽古からの疲れが出たんですね。で、夜のお出かけはキャンセルして、ホテルで熟睡しておりました。
今は夜中の2時ですが、おかげさまで体調は絶好調です。
あ、この更新は、当然ラブホテルですのでLANが接続できるわけはなく、昨日、紹介した劇場の事務室からアップさせていただいています。

仁川の私の印象ですが、「外国」って感じは全く無いです。旅公演で来た一地方都市って感じですね。ただ、言葉が全く通じないってことで
「ああ...外国なんだ」
と気づく感じです。
後は交通事情が...これは明日でも書きます。

明日はいよいよナムヒと韓国民謡の先生とそろっての練習開始です。

今日はこんなもんですみません。


2008年5月 2日

お伽 in インチョン その1

仁川(インチョン)にやって参りました。
いや...なかなかの珍道中でありました!
観光と違って、やっぱりいろいろありますねぇ。

成田ではなく、羽田に集合。これは便利ですね。羽田から韓国へあっという間に飛べちゃうわけです。
しかし、荷物を預ける時にいきなり問題発生!
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例の大箱が重量オーバーだったのです。確か一個の荷物が32キロまでだったのです。しかし、この大箱、軽く10キロはオーバー。
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急いでバラして、小分けにして皆の手荷物に。
なんとか事なきを得て、ホッと一息です。
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写真ではそれなりのロビーに見えますが、羽田の国際ターミナルってかなりしょぼいです。なんか地方の小さな空港って感じです。何でなんでしょう...? 便利なのに。
でも、やっぱり飛行機に乗るってのはいくつになってもワクワクしますねぇ。
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いざ! 韓国へ!
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ほんとにあっという間です。2時間半でソウルは金浦空港に到着です。
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やっぱり私たちの怪しげな荷物が疑われ、開ける羽目に...。まあ...怪しいですよね。私が空港職員でも念入りに調べます。入国を拒否するかもしれません。でもですね、身振り手振り、片言の英語で一生懸命説明していると、半分くらい開けたところで、笑いながら
「オーケー、オーケー」
と後は勘弁してくれました。韓国の空港の職員の方は優しいです。感謝です。
ソウルからはチャーターしてあったタクシーで、一路仁川へ。
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ここが私たちが上演する仁川の劇場です。
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ちょっと古いですが、伝統ある劇場です。素晴らしい劇場ですよ。大きさがコンパクトで非常に良いのです。「お伽の棺」にはぴったりじゃないでしょうか。
仁川国際演劇祭のTシャツでちょっと記念写真です。
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そして、始まりましたよ! 扉座歓迎大セレモニーが!
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まずは韓国の伝統舞踊ですね。
続いて仁川の演劇会の偉い方々の歓迎のお言葉。
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横内も軽く挨拶です。
そんなセレモニーはそっちのけで、さっきの伝統舞踏のお姉さんたちは酒盛りを開始しています。
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こういうのステキです! ああ...なんか分かり合えるな! って感じなのです。
そして、歓迎の夕食会!
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もちろん、韓国料理です。マッシソヨー!

実はこの後ですね、一本韓国の演劇を観たわけです。私たちは仁川の国際演劇祭の招待を受けてここに来たのですが、韓国のいろいろな地方からも来ているのですね。選び抜かれた素晴らしい作品ばかりだそうです。その内の一本を観たわけですよ。
いやいや...演劇には国境があります! 改めて実感させられました。面白いとか面白くないとかのレベルじゃないのです。...言葉が...。
なんか父親と息子の親子の諍いなんだろうな...ってのはわかったのです。しかし、実はこの息子、父親の愛人にすでに毒殺させていて、化けて出ていたらしいのです。幽霊だったのですね...。
「そんなのわからないよーー!!」
後でストーリーを説明していただいて、ちょっと愕然としてしまいました。
これ...明日は我が身です。大丈夫でしょうか...私たち。
ま、私たちの場合は字幕出るので、ストーリーはわかってもらえると思うのですが...。
お芝居を観賞後も歓迎会は続きます。
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韓国の俳優さんが、お客様を歓迎する古い民謡を披露してくました。お酒が入ると歌が出るのは万国共通のようです。

最後に私たちの泊まっているホテルです。
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お城みたいです。
夜はこんな感じに。
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赤星君の部屋にある変な椅子です。
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私の部屋は開けると、まず、こんな自販機があります。
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部屋のポスターはラブです。
ここは間違いなくあの手のホテルのようです。
いや...演劇関係なんてどこもあまり金銭的な余裕は無いわけです。でも、私たちを一生懸命応援してくれて、招待してくれたわけです。
何とか期待に応えます!
しかし、この部屋...広いのはいいのですが、やっぱりちょっと淋しくなります...。

でもですね、やっぱり言葉の壁や習慣の違いは大きいのです。日本と同じ感じでは公演の準備が進まないわけです。到着後、けっこう
「ええええっ!!??」
って事が起こっております。
追々、ご報告します。

大丈夫か、オレたち?!

がんばります。


2008年5月 1日

行って参ります!

稽古終了いたいしました。
短い稽古期間でしたが、かなり充実な稽古だったと思います。休みが無くヘトヘトになりましたが・・・

そして、いよいよ明日より韓国に入るわけです。
先ほどやっと荷造りを終えました。こういうの・・・苦手なんですよねぇ。めんどくさくて、めんどくさくて・・・。
何を持って行くべきで、何をおいて行くべきか・・・仁川はこっちよりちょっと寒いらしいですしね・・・。
こんな事を考えていると全然進まないわけです。
これ・・・いつも旅に持って行くガラガラにこだわっていたからいけなかったのですね。もう、でっかいスーツケースにしました。何でもかんでも詰めちゃう事にしたのです。パンツとか靴下とかTシャツとかは引き出しをスーツケースの上でひっくり返してやりました。10分で完了!
まあ、大丈夫でしょう。韓国なら何でも売ってるはずです。

で、「ごぶもり日記」ですが、がんばって仁川、釜山の旅行記と言いますか、珍道中ぷりを更新したいと思います。そのために、横内から一台ノートを借りました。ちゃんと繋げる場所があればいいのですが・・・まあ、がんばります!

えー、ここ2.3日の事をダラダラと・・・
一昨日ぐらいでしか、やっと乗りました! 青いロマンスカーです! ロマンスカー好きな私はずっと乗りたかったのですが、まだだったのです。
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錦糸町に行くのにわざわざ乗る事はないのですが、ちょっと気分転換したのかったのです。
小田急から直接、東京メトロに乗り入れちゃうんですね。町田の次が表参道です。
うん、やっぱりなかなか気分のいいものです。地下鉄の駅をすっ飛ばして行くのは新鮮な体験でした。
停車駅ではないのですが、代々木上原駅で一旦停まるんですね。運転手さんが交代してました。多分、小田急の運転手さんが東京メトロの運転手さんに交代したんでしょうね。
こういうのってなかなか感心しちゃいます。

伴さんが稽古場に遊びに来てくれました。
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伴さんもこの役がすっごく好きなんですね。今回はナムヒががんばるわけですが、「ちょっとジェラシー・・・」
と正直に言っておりました。でも、ほんとに丁寧に着物のさばきをナムヒに指導してくれました。こういう所作は伴さんに敵う人はいませんからねぇ。

稽古終了後の荷造りの様子です。
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ほとんど韓国で用意してくれるのですが、どうしても持ち込まなければならない道具や衣装もあるわけです。これ・・・手持ちで行くのですね・・・。これ・・・持って・・・飛行機に・・・大丈夫なんですかね・・・?
他にもまだけっこうあるのです。

最後に、三千代さんです。
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バナナが大好きです。

では、行ってきます!!