歌舞伎体験ゼミナール その1

今はですね、「現代俳優のための歌舞伎体験ゼミナール」に毎日かよって汗を流しております。
先生と言いますか、今回のお師さんはあの市川笑三郎さんです。
ほんとに魅力的でステキな方です。

今日は2日目が終わったところですね。
これ・・・ほんとにですね、刺激的なんです。いい体験をさせていただいております。

正直ですね、1日目は「基本の動き」と言いまして、日舞っぽかったわけですが・・・この時は・・・こう・・・高校時代の数学の授業を思い出すと言いますか・・・ついて行けるかなぁ・・・? って感じだったわけです。にははははははははは。
私はこういう素養は全くございませんからね! もう・・・あうぅぅぅぅ・・・なわけですよ。

でも、やっぱりうちの伴ちゃんなんかは・・・違いますね。できちゃうんですよ、あの人は!
ほんとに・・・何でもできますね・・・あいつは・・・
だもんですから、私は伴ちゃんにちょっと呆れ気味に
「お前は何でもできるな・・・」
言ったわけです。
そしたら、伴ちゃん
「そんことないですよ??、岡森さんの方がお上手じゃないですか??。オホホホホホホっ」
この時は・・・・・・けっこうムカッとしました・・・ にははははははははは。

で、今日はですね、あの『白波五人男』を実際にやってみるってことだったのです。
これは楽しかったですねぇ。こうなると、やっぱりすっごく愉快になってきます。
あの・・・断っておきますが、今、私が通っているのは歌舞伎を「体験」するゼミナールなのですね。決して、歌舞伎をが「できるようになる」ゼミナールではないのです。
この辺をわかっていただきたいのです。にははははははは。
一回が3時間ぐらいの授業ですので、お師さんにザッと習いまして、それをみんなで役を振り分けて代わる代わるやってみるわけです。
これは・・・ほんとうに面白かったです。
私も一生懸命やらさせていただきました。日本駄右衛門ですよ。
「問われて名乗るもおこがましいが・・・・・・」
って役です! 苗字が「日本」ですよ! 
いやいや、ほんとうに楽しかったです。

そして、なんと言っても今日一番の体験が、お師さんが実際に、目の前で、白波五人男の「赤星十三郎」をやってくださったのです。
これは・・・もう・・・感動しました!
「あああ・・・・・・ええもん見せたもらたぁ・・・」
って感じですね。
もう・・・これだけでも、今回のゼミナールに参加させていただいた甲斐があるってもんです。
いや・・・・・・素晴らしかったです!

授業終了後、市川笑三郎さんと横内です。
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後ろではまだ熱心な受講生の方々が、今日の復習をしております。
このワークショップはほんとに盛況で、うちの稽古場に溢れんばかりです。
みなさん、ほんとに熱心で一生懸命で、ちょっと圧倒されます。
授業の最後に今日の質問コーナーがあるのですが、手を挙げる人が絶えないんですね。いつも完全に終了時間が大幅に押しています。

明日のテーマは「古典」です。
「古典って・・・歌舞伎自体が・・・古典じゃないの・・・?」
と言う素朴な疑問を抱きつつ、明日もがんばります!

そうそう、初日だけでしたが、たけし君も参加しておりました。
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お疲れ!