暴れん坊 ありんこ!

久々に仮面ライダーを観ました。ディケイドってやつですね。
知り合いが活躍しているそうで気になっていたのです。ま、ちょっと観ただけなので、世界観とかが全く理解できていないので、もう少しじっくり堪能してからこれはまたゆっくりです。

しかし、仮面ライダーってのは、これは・・・ほんとに思い出深いです!
ま、私の世代の男性なら仮面ライダーは誰しも夢中だったと思います。

実は私が仮面ライダー(1号ですね)を見ていたのはタイにいた時なのです。小学校の3.4年の頃だったと思います。
タイでも仮面ライダーを放映していたのです。ただ、タイの子供向けですので、当然、タイ語に吹き替えられていたものです。その頃の私は片言のタイ語は話せましたが、テレビが流れて来るタイ語を理解するなんて全く無理でした。
では、どうやって仮面ライダーを楽しんでいたかと言うとですね、これがけっこうすごいんですよ!
ラジオで日本語だけ放送されていたのです。
つまり、テレビで仮面ライダーが始まる。テレビの音量をOFFにする。ラジオのスイッチON! 
これで、日本とは全く変わりなく仮面ライダーが楽しめたわけです。
ね、けっこうすごくないですか? このシステム?
今でしたらね、二カ国語放送とか当たり前で何の感動も無いですが、40年近く前にこんなやり方があったなんて、今、改めてすごいと思うのです。
これでけっこう色々な日本の番組を見ていましたね。「ウルトラマンシリーズ」とか「ルパン三世」とか「スペクトルマン」とか「俺は男だ」なんかもやってましたね。あと・・・ああ・・・脳細胞が・・・なんか野球の・・・ガッツ・・・じゅん? 光は褪せた涙なのさ? にははははっは。他にもたくさんやってました。

さて、ちょっとこれが愉快なのですが、「仮面ライダー」というのは固有名詞なんですが、これ、タイ語に訳されていたのですね。
「ペーンモッテーン」と言いました。
すみません! ちょっと自信無いかもです。うろ覚えと言うか・・・でも、ま、こんな感じです。

これですね、クラスでも仲の良かったT君が変身ポーズする際、なんかわけのわからない事を言ってたのですよ。
私 「何? なんて言ってるの?」
T君 「ライダーのこと。タイではこう言うの」
T君は日本人とは言え、生まれも育ちもバンコクで、私なんかと違いタイ語ペラペラだったのです。よって、ラジオでの吹き替えなんかいらず、そのままのタイ語で仮面ライダーを堪能していたのですね。正直、尊敬していました。
私 「ペーンモッテーンってどういう意味?」
T君 「うーん・・・暴れん坊の蟻・・・ぐらいかな?」
私 「アリ?」
T君 「うん、ありんこ」
私 「暴れん坊のありんこ! かっちょわりーー!!」
これは子供ながらものすごく抵抗感があったのを覚えてます。激しくタイのテレビ局の人に
「オレのライダーをバカにするなー!」
と抗議したかったです。
だいたい固有名詞を無理に訳すことはないんですしね。それぐらいは子供ながらにわかってました。他のヒーローはそのままでしたからね。まあ、ウルトラマンが「アウチョラメン」って聞こえてたのは覚えてますが。
それにしても、よりによって「暴れん坊のアリんこ」って・・・

しかしですね、実はこれ、無理が無いんですね。仮面ライダーの顔のモチーフは「バッタ」らしいのですね。
私は何か・・・かっちょ良いロボットの進化形に思ってたのですが・・・。
この辺は、最近改名した怪獣博士のもぼ丸が詳しいと思うのですが、初めはドクロがモチーフでそれがバッタになったらしいのです。ちょっと不気味なヒーローを作りたかったみたいですね。
ですから、昆虫つながりでそう外れてはいなかった・・・と言いますか、子供の私より作り手の真意をを汲んでたと言えば汲んでたわけです。
でもですねぇ・・・直接ネーミングに繋げちゃうのは・・・辛いですよねぇ・・・。
「バッタ仮面」とかは・・・やっぱり無いですよね? 「バッタマン」ってのも・・・バットマンのバッタもんみたいでイヤです。「バッタライダー」・・・お! これは何か175Rに通じます? でも数字にならないからダメですね。
どうしても正統派のヒーローがヤッターマン系になっちゃいそうでダメです。
「仮面ライダー」がやっぱりステキです。

ほんとに久々にに書いてみました。小学校以来です。
090315-rider.jpg
・・・うーん・・・進歩も後退もしていないみたいです。にははははははは。
小学校時のノートはこんな落書きでいっぱいでしたね。
あの・・・こういう落書きはクリックしても大きくなりません。写真のみです。

ま、とにかく、思い出深いわけです!!

ちょっと間が空いたので慌てて更新したらこんなのです・・・すみません。

それにしても「もぼ丸」ってのは書いてる分にはいいのですが、発音はし難いです。十回早口で続けて言ってみてください。
これからこう呼ばなくていけないのはちょっと・・・気が重いです・・・。