ローガン1号

前回はあのような記事にコメントをたくさんいただき、ありがとうございました。

非難囂々でした。にははははははにはは。
うお! 囂って・・・何かすごい漢字ですね・・・。

さて、こうなったら多少ではありますが、名誉挽回をしなければと思うわけです。
これが、私の初めてのロウガンキョウです。
090226-rogan1.jpg
このローガン1号は今も健在でけっこう活躍しております。
これは実は私がとても尊敬している先輩に買っていただいたものなのです。

私が眼に関して「あれ?」と初めて思ったのは、忘れもしません、M.O.P.第39回公演『虚飾の町に別れのキスを』の本番中です。
2幕で私は小切手にサインをするシーンがあったのですが、中日を過ぎた辺りだったと思います、突然、小切手帳もペン先もぼやけて何???にも見えなくなったのです。
あんな経験は初めてだったので、かなりびっくらこきましました。てっきり悪い病気になったんだと思い、翌日、慌てて目医者さんに行きましたね。
で、ま、お医者さんの言うことには、年を取るとなかなかピントが合わなくなるんだよ・・・と・・・。
「老視もちょっと進んできてるみたいですから、そろそろメガネ掛け時ですかねぇ」
かなり明るく爽やかに言われましたね。
もうね・・・・・・あうぅぅぅぅ・・・でしたよ!
眼だけは・・・眼だけは・・・眼だけは・・・眼だけは・・・・・・・・・自信あったんですけどね・・・

それから2,3年は
「老眼鏡なんか絶対にイヤだ! 老眼鏡なんてお爺さんの掛けるもんじゃん! あんまりだよぉぉ・・・ オレは眼だけはイイの! イヤだったら絶対にイヤだ???!!」
と必死に駄々を捏ねておりました。

しかし、遂に限界が来たと言いますか・・・マキノさんから小分けにいただく台本が・・・
「おりょ・・・? これ・・・ペルシャ語・・・??」
ってな具合になってきてしまったわけです。にははははははは。M.O.P.第42回公演『エンジェル・アイズ』の稽古中ですね。
その時、共演していた平良さんです。
070826-taira.jpg
見た目はちょっと強面です。初めは私も怖かったです。
でもですねっ・・・ いい人なのです!
この方にですね、この事をぼやいていましたら、
「無理しないで老眼鏡かけろよ、オレが一つ買ってやるから」
もうですね・・・ほんとに素晴らしい、温かい、男気のある先輩なのです。
で、連れていかれたのが・・・・・・百円ショップ!
「老眼鏡なんて高いのいらねぇんだよ。すぐ壊したり、無くしたりすっからよ」
初めは「エー・・・ 百円で・・・?」と思ったのですよ。でも、掛けてみたらアラびっくり! 今まで判読不可能なペルシャ語で書かれていたと思った台本が、メガネを掛けた途端、いつものマキノさんのそれはそれは素晴らしい美文で埋め尽くされているではありませんか!
目から鱗とはこの事でしたね。

言わば、平良さんが私の老眼鏡の師匠なわけです。
家中の自分の行く先々に置いておくようにとも教えていただきました。
今もその教えは大切に守っております。
実はあれからいろいろ試してはみたのですね。値段の幅もかなりあります。携帯用に折りたためちゃったりする奴とか、羽のような軽さで掛けているの忘れる奴とか、目元を涼やかに10歳は若返る奴とか、あなたを知的に見せる出来るビジネスマン御用達ってのもありました。
しかし、このローガン1号だけは、今も壊さず、無くさず、大切に使わせていただいております。
ちょっと・・・ゆがんでしまったのは・・・愛嬌です!

どうです? 少しは私を見直しましたか!
にははははははははは!

そんなことより、いよいよ明日から「ドリ魂(ニューバージョン)」開幕です!!
チケットはまだあるようです。
メールをいただければお取りしますので、よろしくお願いします!!