パイ!レオレオ!

なんか急に寒くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
このまま春になるかと思ったら、甘かったようです。

さて、えー、あまり書くことも無く、なかなか更新も滞りがちですが・・・。イヤ、書きたいな!って思う事はけっこうあるんですが、なかなか書いちゃいけなかったりして・・・難しいものです。

そこで、ちょっと今回はクルマのお話です。
何回か書きましたが、私は機械モノが好きで、カメラとか好きなわけです。もちろんクルマも好きなわけです。できれば「岡森ミュージアム」なんか作っちゃって、好きなクルマをズラーっと並べたりしたいものですが、できるはずもなく、非常に細々と楽しんでいるわけですが・・・。
もちろん、クルマ雑誌も何冊か愛読しています。でも、これ不思議なんですが、何で絶対に買えるはずもないクルマの記事をああも真剣に読んじゃうんでしょうね?あたかも明日には買わなきゃいけないみたいに悩んじゃったりしちゃうわけです。まあ、けっこう至福の時間だったりするわけですが。

先月号ぐらいでしたか、
「あなたの心に残る一台」
みたいな特集がありました。これってけっこうよくある企画ですね。
各界でご活躍の方々が想い出に残るクルマを熱く、ロマンティックに語っちゃうわけです。
いいですね・・・うらやましいです。
で、私には誰も聞いてくれないので、ここで勝手に語っちゃうわけです!
私が「心に残る一台」を語るとしたら間違いなくコレです。
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「サムロー」です。調子こいて、また書いてみました。
前に私は小学校時代の大半をタイで過ごしたと書きましたが、そのタイで走り回っているとても小さな三輪のタクシーです。なんか最近は「トゥクトゥク」とか言う人もいますが、私の頃はタイの人もサムローって呼んでました。
これですね・・・とにかく・・・何て言えばいいんでしょう・・・
「ウッキャー!!」
なわけですよ、これで走ると。
気持ちいいなんてもんじゃないんです。身体に感じる風と言い、飛び去る景色と言い、ガキ岡森は虜になったわけです。
親はイヤがってましたけどね。身体がむき出しで乗ってるわけですから、あっと言う間に服はドロドロ、髪はボサボサになっちゃいますから。乗り心地だってゴツゴツピョンピョン最悪なわけです。
でも、私にとってはタイでこれが最高な想い出なわけです。
「パイ!レオレオ!」(ぶっ飛ばして行こうぜ!ぐらいの意味です)
って言ったらタイの運ちゃんはほんとにパンコクのガタゴト道を気持ちよく飛ばしてくれました。
実際はそんなにスピードは出てなかったと思うんですが、て言うか性能上出ないわけですが、スピード感は必要以上に感じられたわけです。

ちょっとカッコつけて言いますと、このサムローが私のクルマの原点なわけです。そして、未だにどうやら何の進歩もしていないようなのです。

今の私のクルマはほんとにオーソドックスな・・・何て言えばいいのでしょう・・・コンパクトファミリーカー?です。
もうね、何の申し分も無いクルマです。よくできています。欠点を探しても見つかりません。値段も性能も
「よろしいんじゃないでしょうか!」
って感じのクルマです。
しかし、全く走行距離が伸びていません。そうなんです、このクルマですね・・・ウッキャー!!が無いんです。

一年ほど前にこのクルマにしたんですが、その前のクルマはかなりウッキャーだったわけです。屋根が無いクルマだったんですね。小市君なんかと高速道路で雨に降られてビショビショになったりしたやつです。もう・・・ウッキャーだったわけです。
今のクルマにして、ほんとによくわかりました。
ウッキャー!!なクルマは欠点が確かに多いです。維持するのも大変です。
でもね・・・やっぱり・・・私にとってクルマはウッキャー!!です。

いや、何が淋しいって・・・
あれだけ
「おじちゃんのクルマ乗せてーー!」
ってせがんで来た甥っ子が今じゃ何も言ってくれないんですよ・・・。

まあ、買って一年で買い換えられるほど裕福では間違ってもないわけですが、次の買い換えを夢見て・・・がんばってお仕事しようっと!

そう言えば、今週はいよいよF1開幕です。